中高一貫校 勉強

大学受験に受かる人と落ちる人【中高一貫校の合格体験談】

はじめに

ここ数日、大学受験の合格発表がつづいています。私の勤務校でも合否の報告が届いています。

私の学校では、毎年、国公立大学前期試験の合格発表が終わる時期に、大学合格を勝ち取った卒業生が四月から進学先に旅立つ前に在校生に向けて合格報告会が行われます。

先日、その報告会が行われました。

先輩たちは自身の受験勉強を振り返って後輩に向けてアドバイスをしてくれます。苦しかった受験勉強を乗り越えてきたからこそ伝えたい内容があるものです。実体験に基づくからこそグッと胸に響くものです。

一人ひとりに与えられた時間には限りがあるので、それぞれが「これは後輩に伝えたい!!」と思うことをポイントを絞って話をしてくれます。私たち教師が言う言葉よりも、身近な先輩の言葉は生徒達には響くようです。

さて、今回の記事では先輩達が後輩に残したメッセージで興味深い内容を紹介してみます。合格した先輩は、おすすめの参考書やおすすめの勉強方法よりも、受験に挑む心構えを後輩達に伝えていきます。勉強の仕方が大事なのは言うまでもありませんが、それにまして受験に臨む心構えが何よりも大事だというのが、まさに受験を終えたばかりの卒業生の実感なのかもしれませんね。

この記事を書いたのはこんな人

 ロクバン

  • 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
  • 九州地方在住の二児の父親。
  • 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
  • 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
  • サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。




 

大学受験に合格する人の特徴

旧帝国大学医学部に合格した先輩の言葉が印象的でした。今回の記事では彼女が話した内容を紹介します。

大学受験で合格するには

  1. 勉強量で負けてはいけない
  2. 励まし合える友達の存在が大事
  3. 大学合格に必要な学力を把握している

具体的に解説していきます。

【大学受験に合格するには】合格するには勉強量が大事

「勉強量で負けてはいけない。」

いつも笑顔が印象的な彼女ですが、受験生になっても、勉強が辛そうな様子は微塵も感じさせませんでした。

そんな彼女が「勉強量が大事」とサラッと言ってのけるのですから驚きです。「呼吸をするように勉強する」という言葉を聞いたことがありますが、彼女は勉強するのが当たり前になっていました。

高校1年生の終わり頃から、スタディプラスというアプリを使って勉強時間を記録していたようです。「最終的には6300時間勉強した。」そうです。インターネットなどには医学部合格に必要な学習時間は約5000時間などと書かれていますが、彼女の勉強量はそれを大きく上回っています。

メモ

【週30時間勉強するには?】平日3時間×5日=15時間 休日7~8時間×2日=15時間 合計30時間

【週40時間勉強するには?】平日4時間×5日=20時間 休日10時間×2日=20時間 合計40時間

こんな生活を続けて合格を勝ち取るのです。負けていられません!

勉強時間が増えると、「やれることが増える。」「これだけやったという自信にもなる。」そうです。

話の最後に「受験を楽しんでくださいね。」と笑顔で後輩に伝えていたのが印象的でした。当たり前ですが、合格する人は勉強時間で負けていません。

メモ

勉強を楽しいものに変えるには、勉強することで目標に近づいていくことを実感できることを挙げていました。「今日もこれだけ成長して合格に近づけた」と思えると勉強が楽しくなっていきそうですね!

成績が良い人が「そんなに勉強していないよ。」と言うのを耳にしますが、本人にてっては勉強するのが当たり前で、「特別たくさん勉強しているつもりはない」だけなんです。

その言葉を鵜呑みにしてはダメです!

メモ

長男は部活帰りに予備校の自習室に通っています。部活→予備校自習室で勉強→帰宅のルーティンを確立しました。自習室に行くと周りが真剣に勉強しているので集中力が高まるようです。家でダラダラする時間が確実に減りました。

 

【大学受験に合格するには】友達を大事にしよう

「励まし合える友達の存在が大事。」

受験期でも辛そうな様子を一切見せていなかった彼女でも、友達の存在に励まされたと振り返っていました。

友達とたわいのない話をすることで心が落ち着いた。成績が伸び悩んだ時でも身近に頑張る友達がいると私も負けられないと思えたそうです。

「競い合える友達の存在が励みになります。」と言っていたのがとても印象的でした。

【大学受験に合格するには】受験のプランを明確にしよう

「大学合格に必要な得点は?」

自分の科目の得点力を把握した上で、合格に必要な学力を計画的に身に付けることを意識して勉強していたそうです。

限られた時間の中で合格点を取るにはどの教科を何点取るのかを明確にして勉強することが大事だそうです。「常に合格から逆算して勉強を効率的に取り組みましょう。」と合格までのプランを考えながら勉強する大切さを伝えていました。

時間には限りがあり、やることがたくさんある。そんな大学受験だからこそ、効率的に取り組むのが大事ですよね。

目標を明確する。自分は何ができて、何ができていないのか自己分析をする。その上で何をしなければいけないかを明確にする。そんな逆算思考が大事ということです。

本気でサッカーに取り組んできた長男。「レギュラーを奪う」という目標達成のために何をしなかればいけないのか。そんな逆算思考はスポーツを通して身に付けた力です。受験でも活かして欲しいものです。

 

合格報告会を振り返って

今回の報告会では8人の先輩が受験を振り返って後輩にアドバイスをしてくれました。高校2年生にとっては後1年、高校2年生にとっては後2年、残された時間は皆平等です。受験勉強のノウハウはあちこちに溢れています。その気になれば、勉強方法や参考書や塾まで、オススメの情報はすぐに手に入るものです。

受験は「質×量」

どれだけ良質な情報を手に入れてもやるのは自分です。大学に合格した先輩達は「1日○○時間勉強した」とは誰も言ってくれません。勉強をするのが当たり前の人だからこそ、与えられた時間をただひたすらに勉強に費やすのでしょうね。

夢を叶えたいなら努力するしかありません。先輩の言葉をモチベーションにかえて欲しいものです。

 

おわりに

私の勤務校で実施した合格報告会から『大学受験で合格する人の特徴』を紹介しました。少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

とりわけ旧帝国大学医学部に合格した生徒の言葉が印象的だったので紹介しました。勉強方法やおすすめの問題集などの話ではなく、受験に向かう心構えを教えてくれたのが心に響きます。

【大学合格を勝ち取るために大切なこと】

  1. 勉強量が何より大事
  2. 励ましあえる友達を大切に
  3. 受験のプランを明確に

参考記事

学校の授業が大切なのは言うまでもありませんが、受験勉強を効率よく進めるには塾を上手に活用しましょう。

今回、合格報告会に参加してくれた生徒たちは塾を上手に活用していたようです。自分のスタイルに合った塾選びが合格に向けての最初の一歩なのかもしれません。

今回、おすすめしたいのが映像授業です。映像授業の最大のメリットは自分のペースで勉強ができることです。サッカーで忙しい高校生でも自分のペースで取り組めます。

映像授業を使って『先取り学習』をするもよし、苦手科目の『復習』に使うもよし。目的は人それぞれですが、自分に必要な科目やレベルの授業を受けれるのが映像授業の魅力です。長男のサッカー仲間は部活帰りに東進ハイスクール・東進衛星予備校に行って『先取り学習』を進めているようです。高校1年生ですがすでに数Ⅲの勉強をすすめています。このペースなら、高2が終わるまでに範囲学習を終わらせて、部活が終わる3年生からは入試演習にしっかりと時間を使えそうです。彼は医学部を目指していますよ。

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