はじめに
当ブログでは勉強とサッカーを両立して(=文武両道)目標とする高校や大学に合格するためのノウハウを発信しています。
勉強もせずに家でダラダラしているわが子。そんな姿を目にすると、ついつい、「勉強しなさい(怒)」と言ってしまいません?
「やる気失せたわ(怒)」と謎に切れられて終わりです。
決して良い結果にはなりません。経験したことはありませんか?
「そもそも何で勉強しなきゃいけないの?」とは聞いてくることはほぼほぼないのですが、もし聞かれた時はどう答えますか?
今回の記事では有名人が語った、「勉強する意味」について紹介します。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
「なぜ勉強をするのか?」有名人が教えてくれた勉強する意味
金田一秀穂氏
祖父は金田一京介、父は金田一春彦、”国語の神様”金田一秀穂先生の言葉です。
「どうして語彙が豊富なほうがいいの?」という問いに答えています。
「語彙が豊富なほうがいい」というのは、つまり「いろいろ言葉を知っているほうがいい」ということです。よく言われるたとえですけど、言葉の数というのは、デジタルカメラの画素数みたいなものです。一千の画素で表現するより一万の画素で表現するほうが、正確でクリアに物が見えるようになる。同じように自分の気持ちも、一千の語彙で表現するより一万の語彙で表現するほうが、より多彩に表現できます。だから、語彙が豊富であることが大事だと言われるんです。
国語学者の金田一先生ですから、語彙の豊富さに言及した内容ですが、同じことは勉強でも言えると思います。
知識が増えることで私たちの世界の理解が深まります。知識がないと物事を多面的にみることができません。勉強することは私たちが暮らすこの世界の解像度を上げることに他なりません。
「円安」という言葉を聞くと
英語の知識があれば、 depression of the yen / weak yen などの英単語が思い浮かびます。depressionとは不況の意味と知っていると理解が深まりますよね。
数学の知識があれば、1ドル100円だと、5万円で買えていてIphoneが、1ドル150円になれば、7.5万円になるのが即座にわかります。
社会の知識があれば、円安になると海外から観光客が日本の物価を安く感じるのでインバウンド需要が高まるのも容易に理解できますよね。
河野玄斗氏
東京大学医学部卒業。三大国家資格(医師・弁護士・公認会計士)を取得。現在はオンライン塾StardyのCEOとして活躍しています。
「勉強こそコスパ最強の遊びだ」
あまりにも有名なこの言葉の後に次のように続けられています。
「1000時間勉強して将来の年収が100万円上がる場合、勉強の時給は4万円になるよ。なんでみんなそんなに勉強しないの?」
勉強すると将来良い仕事に就けるとよく言われますが、時給換算にして示してくれるとリアリティーが増しますよね。
林修氏
東進ゼミナールの国語講師。「今でしょ。」のフレーズは誰でも聞いたことがあると思います。テレビ番組で「勉強のやる気がでない」と言われた時に次のように答えています。
「僕なら嫌ならやめなさい」と言いますね。
「勉強は贅沢なんだから。両親が面倒見てくれて、学校に行かせてくれるだけでなく、高い授業料を払ってくれる恵まれた環境にいる。それなのにやる気にならない。自分がいかに恵まれているかも分からない人間が勉強したって意味がない。」
勉強の大切さくらい自分で気づけということでしょうか。
武井壮氏
文武両道をテーマにしている当ブログらしく、最後はアスリートの言葉で締めくくろうと思います。
武井壮氏はアスリートの印象が強いですが、経済的な理由から私立中高一貫校を6年間特待生として過ごすほど勉強にも真剣に向き合ってきました。
「勉強?した方がいいに決まってんだろ!将来役立つかって?勉強したことを無駄にせず役立てるように生きてくんだろうが!スポーツに集中したい?舐めんなよ!寝てる時間以外16時間練習してんのか!?1日1時間くらい人生を広げる新しい知識手に入れろ!難しいなら人体の研究して競技に役立てろや!
どんなに競技で忙しくても1時間くらい時間をさけるはずだ。「自分で得た知識で生きていくんだ」とエールを送ってくれています。
【番外編】イチロー氏のことば
勉強とは直接関係ありませんが、2004年、メジャーリーグ年間安打記録を破った際の記者会見でのことばです。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
イチロー=天才と思うかもしれませんが、イチローは突然、開花したわけではありません。小学生のころはチームの練習と別に、父親と毎日バッティングセンターに通い、最速の140㎞のブースに入ることが日課だった。バッターボックスより1メートルほど前に立ち、繰り返し打ち続けたのは有名な話だ。オリックスの2軍時代は寮で夕食をとった後に練習を再開し、ほぼ毎日夜中の1時、2時まで黙々とトレーニングを続けてきた。地道な努力こそがイチローを支え、ヒットを1本、1本積み重ねてきたのだ。
コツコツと積み重ねた努力の成果がイチローをスーパースターにまで押し上げたのは疑いようのない事実なのでしょうが、勉強をコツコツと積み上げることで、私たちも社会で何かを成し遂げることができるようになるのでしょう。
まとめ
ここまで有名人の「なぜ勉強をするのか?」の答えを紹介してきました。
何かを成し遂げた人たちの言葉に触れれば触れるほど、人から言われてするような努力ではダメなんだと思えてきました。
「どうして勉強をするのか?」
その問いの答えは結局は自分で見つけるしかないのだと思いました。