英語がまったくできない中学生が、苦手な英語を克服して高校受験で高得点を取るための方法を解説します。
英語が苦手な人の大半は英語嫌い。勉強から避けてきた人が多いはずです。正しい方法で勉強をして、継続することができれば必ず苦手は克服できます。
ポイントは英単語と英文法を克服すること。最初のこのステップさえ乗り越えれば、驚くほど英語が読めるようになり、成績UPします
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
目次
英語ができない原因はシンプルに「英単語」と「英文法」の理解不足
英語は「単語」が「文法」のルールに従って並び、意味を表しています。
そう考えると、英語がわからない原因はシンプルに、
- 英単語を覚えていない
- 英文法を理解していない
ただそれだけです。思い当たりませんか?
テストでは、長文読解、英作文、リスニングなどの形式で出題されるので、こうした問題に取り組みがちです。
しかし、そもそも英単語を覚えていなくて、英文法がわからないようでは、このような問題を解くことはできません。
その結果、「英語はやっても無駄」と諦めてしまうケースが多いです。
中学英語の苦手を克服するシンプルな勉強方法
まずは必修英単語1000個と中学英文法をマスター
「英語を理解する」と考えてしまうと、何をどこから手をつけていいのかわからなくなってしまいます。
そこで、「中学校で習う英単語と英文法を理解する」と考えましょう。そうすることでやるべきことが明確になります。
英語苦手克服のシンプル3ステップ
【ステップ①】英単語と英文法の学習で基礎固め
【ステップ②】長文読解で得点力UP
【ステップ③】過去問対策で合格を勝ち取る
【ステップ①】英単語と英文法の基礎固め
中学必修レベルの問題集を使って基礎固めをします。
英単語:
『中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本』(かんき出版)
英文法:
この4冊を仕上げると基礎固めはバッチリです。
【ステップ②】英単語と英文法の知識を使って長文読解にチャレンジ
英単語と英文法で基礎が固まったら長文読解で実力を養成しましょう。入試問題では長文読解が一番配点が大きいので、長文が読めるようになると一気に点数が上がります!
英語が苦手で英文が読めない人は、英語を日本語に訳して理解しようとします。
実はそれが英語が読めない要因。英語の語順のまま英語を読み取る練習をしていきます。
例えば、
English is a language which is used by a lot of people all over the world.
この英文を英語の語順のまま理解すると、
English is a language / which is used / by a lot of people / all over the world.
英語は言語です / 使用されている / 多くの人々によって / 世界中で
このように、日本語にいちいち訳さなくても、これで十分に意味が読み取れるはずです。このように、英語の語順のまま理解する方法を直読直解と言います。
長文読解:
『ハイパー英語教室 中学英語長文1 改訂版[基礎からはじめる編]』(桐原書店)
【ステップ③】最後の仕上げは過去問対策
ここまで来れば英語の力は跳ね上がっています!あとは過去問対策をしましょう。
過去問が手に入らなかったり、何年分もないという人は、高校受験用の標準問題集を解いてもOKです。
すでに英語の力は伸びているので、随分と解きやすくなっているはずです。大事なポイントは1つだけ。間違った問題は必ず解き直しをしましょう。
英単語・英文法の勉強方法の深掘り
英語の苦手克服の3ステップを解説しました。ここからは、個別の勉強方法を深掘りします。
英単語の勉強方法:短期間&繰り返しがポイント!
中学必修英単語1000個を覚えるのですが、単語が覚えられない人は、「1日10単語」のように少しずつ完璧に覚えようとします。これがNG。
短期間で繰り返すことで記憶が定着します。
- 単語を発音しながら意味を覚える(1単語30秒以内)
- 単語の意味をシートで隠して、単語を発音して意味を想起→意味が想起できたら○・想起できなかったら×
- 1→2を1日200単語1セットで行う
- 5日で10000個1周→5回繰り返す
- 5回繰り返すして×の多い単語は発音したながら書いて覚える
この手順で覚えていくと1周はたったの5日。1ヶ月あれば5周できます。
「1日200個??」多いと思うかもしれませんが、完璧を目指さなくてOK。覚えれなければすぐに次に進んで、繰り返しながら完璧を目指してください。
1000単語を覚えた頃には随分英語がわかるようになるので頑張りましょう。
英文法の勉強法:繰り返して体に染み込ませるのがポイント
英文法も繰り返しが大事。
例えば、1周目理解度30%→2周目理解度60%→3周目理解度80%
のように、繰り返しながら完璧を目指しましょう。挫折ぜずに1周できるように薄目のテキストをおすすめしています。
ある程度、理解が深まったら、体に染み込ませます。「染み込ませるって何?」と思うかもしれませんが、英語が言葉なので、使えるようになるのが大事です。
そのポイントは、音読筆写と言います。手順はシンプル。
「英文を音読」→「頭の中で意味を思い浮かべながら」「英文を書く」
ただそれだけです。「発音して読める」と「意味を思い浮かべる」と「スペルを間違わずに書く」のが使えるということです。
英語苦手克服の最大のポイントは続けれれるかどうか
一人で勉強できない人はプロのサポートを
英語苦手克服の3ステップとその勉強法を解説してきましたが、これはオーソドックスな方法で、魔法の方法ということではありません。
英語が得意な人はこうした勉強ができていた人で、苦手な人は勉強を避けてきた人です。
その意味では、苦手を克服できるかどうかは、「続けられるかどうか」にかかっています。
一人で勉強するのに自信のない人にはプロのサポートを検討してほしいのです。
学習コーチングだから苦手を克服できる
厳しい言い方ですが、学校や塾で勉強しているけど英語の苦手が克服できない人は具体的な勉強ができていません。授業を聞いているだけで終わってしまっているケースが多いです。
大事なのは、苦手克服の勉強ができたかどうか?苦手克服にはこの勉強をサポートしてくれるプロの存在が必要です。
わからなところを解説する。理解度を確認する。進捗状況をチェックする。やる気がでない時には声かけする。こうした、勉強のサポートを学習コーチングと言います。これは個別指導塾が最も得意としている分野です。
自宅からでもオンラインを使えば、費用を抑えて個別指導を受けることができます。オンライン型の個別指導を使うのも英語苦手克服の一つの手です。
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