はじめに
中2の長男の英検準2級受験が今週末に近づいてきました。
今回こそは!と以前の記事にも書きましたが、なかなか思うようには事が進みません。全ては長男の勉強不足が原因なのすが…。(涙)
さて、前回の不合格が判明してから
11月末からは2学期期末考査の対策
12月中旬から冬休みの宿題
1月上旬は課題考査
ここまでこなしていたら、あっという間に受験1週間前。その間もサッカークラブの練習や試合に明け暮れており、完全に勉強が足りていない。ヤバい。
嫌な予感しかしません。忙しいのは初めから分かっていた事なので全く言い訳にしかならないのですが…。(汗)
今回はその中でも長男なりにやってきたことを紹介します。
英検受験1週間前の対策
使用教材
使用したテキストは以下の4冊。英検で実績と信頼のある旺文社の教材を選んだことと、中学生の挑戦なので少しでも薄いテキストを使って取り組み易くするように工夫しました。
- でる順パス単英検準2級(旺文社)
- 7日間完成英検準2級予想問題ドリル(旺文社)
- 英検総合トレーニング準2級(旺文社)
- 英検分野別10分ドリル準2級(旺文社)
単語帳に関しては『出る順パス単』がオススメですが、問題集に関しては気に入ったものならどれでもよいかと思います。学習時間があまりとれないので教本は使わずに演習重視にしました。
そもそも、冬休みにしっかりと取り組めればよかったのですが、この時期は長男は完全にモチベーションが上がらずに・・・。ようやくエンジンがかかったのが試験1週間前というなんとも情けない状況に。
1週間前の学習時間
1月16日(日)終日サッカー試合 帰宅後 宿題をこなして疲労により終了。 0時間
1月17日(月)サッカーOFF 18:30-19:30 21:30-22:30 2時間
1月18日(火)サッカー練習 22:30-23:30 1時間
1月19日(水)サッカーOFF 18:30 ー 19:30 21:30 ー 22:30 2時間
1月20日(木)サッカー練習 22:30 - 23:30 1時間
1月21日(金)サッカー練習 22:30 - 23:30 1時間
最後の1週間で7時間の学習時間を確保しましたが、休憩などを含めると実質6時間30分程度の学習時間と思われます。
1週間前までに少しやっていた分と、この1週間とで単語帳以外の3冊をなんとか1回演習。リスニング問題のみ少しやり残してしまいました。解答して答え合わせをして、知らない単語の意味をチェック。復習はまったくできませんでした。(反省)
感想
1回解いたのみで復習まで全く時間がとれなかったのが最大の反省点。また、単語は行き帰りの電車や隙間時間などで覚えるように指示しましたが、こちらの定着度も完全に不十分。中2で準2級を合格するにはとにかく知らない単語が多すぎで、本気で合格を目指すのであれば少なくとも単語学習は早くから取り組まなければ話になりませんでした。長男はコツコツ単語を覚えるにはまだまだ自主性が足りませんでした。
リーディング対策
長男に言わせると、「単語が分かればほぼ読める。」とすごいのかすごくないのかの返答をします。確かに、所々単語の意味を教えてあげると英文の意味は取れているようです。学校では習っていないような文法を含む英文もあるのでしょうが、英検の問題形式ではあまり文法には固執しないで良いと思いました。
それよりも、『スラッシュリーディング』をマスターして、カタマリごとの意味を文頭から理解していく読み方が身につけることが大切です。
『スラッシュリーディング』の具体的な方法はネットなどで調べたらすぐに検索できます。今回は実際の問題を『スラッシュリーディング』で読んでみました。参考にしてみてください。
2020年度第2回筆記4B問題より抜粋
In the 1990s / the population of Australia started growing / quickly. /
(19901年代に / オーストラリアの人口が増加し始めた / 急速に)
Many people moved there / from other countries. / They started families /
(多くの人々がそこに移住した / 他の国から / 彼らは家族を持ち始めた)
and / built new homes. / Because most families did their laundry /
(そして / 新しい家を建てた / ほとんどの家族が選択をしたので)
by themselves, / they need / places to hang wet clothes / at their homes.
(自分たちで / 彼らは必要だった / 濡れた服を干す場所が / 自分たちの家に)
どうでしょうか?おおよその意味はこの読み方でわかると思います。英語が出来る人は訳読しなくても、このように文頭から英語を理解することが自然とできているはずです。
幸い、長男はこうした読み方が身についており、英検形式の問題では単語さえわかれば解答を導きだしているようです
さて、問題は単語力。一般的に各級で必要とされる単語数は以下のように言われています。
- 5級 約600語
- 4級 約1300語
- 3級 約2100語
- 準2級 約3600語
- 2級 約5100語
- 準1級 約7500語
- 1級 約10000語〜15000語
英検の場合は難易度に差が出ないように同じような単語が繰り返し出る傾向があるはずです。『でる順パス単』などの英検対策教材を使って単語を覚えるとよいです。単語を覚えてしまうと、英文を読むのがグッと楽になるのでとにかく頑張って覚えましょう。逆に単語を覚えていないといつまで経っても英文は読めません。まずは単語を覚える。その際には「英語の友」など音声アプリを使うことはお忘れなく。
https://www.obunsha.co.jp/product/series/f035
さすがに中学校で使っている教材では準2級レベルの単語は出てこないので、長男は単語で苦労しています。とにかく、まずは覚えてしまわないとどうにもなりませんね。
ライティング対策
- 内容:課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
- 構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
- 語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか
- 文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
英文を書く上で大切になるのが論理構成。課題で求められている内容をきちんとした論理構成で書くことがまずは最低条件。テンプレートに沿って書けば内容・論理構成ともに合格レベルの解答が書けるはずです。
テンプレートを説明します。
- 主張 I think / I don’t think ( 問題文 ) I have two reasons.
- 具体例1 First,【 理由1 】【 補強1 】
- 具体例2 Second,【 理由2 】【 補強2 】
- 結論(再主張)Therefore, I think / I don’t think ( 問題文 )
このテンプレートに当てはめていきます。つまり、このテンプレートを使えば、実際に英語を書く必要があるのは、【 理由1 】【 補強1 】【 理由2 】【 補強2 】の4文だけということになります。
※( 問題文 )は設問に設定されている英文をそのまま使えます
では、具体的に問題を解答してみましょう。
2020年度第2回筆記5より抜粋
(問題文)
Do you think parents should take their children to museums?
(解答)
I think parents should take their children to museums. I have two reasons. First, parents can show children many interesting things.【理由1】 For example, there are something old in museums.【補強1】Second, parents can teach children to be quiet in those places.【理由2】So, children learn good manners【補強2】Therefore, I think parents should take their children to museums.
文字数は50語〜60語が目安ですが、【理由1】・【補強1】・【理由2】・【補強2】に一文ずつ書くとおおよそ目安の文字数になります。60語を超えても大丈夫ですが、解答欄からははみ出さないように注意しましょう。
長男の現状
全体的には合格点を上回る得点もできるようになってきました。ただ、単語力が不十分で、問題によっては正解率にバラつきがあるのが不安材料です。合否は当日の出来次第というなんとも不安な状況で試験を迎えることになりそうです。
英検合格を目指す皆さん、頑張りましょう。
中2サッカー少年の英検準2級の受験結果を紹介しています!