サッカーと勉強を両立して医学部進学を目指す中高一貫校生の父親のブログです。サッカーと勉強の両立を目指す上で有益なノウハウを発信しています!
部活と勉強の両立は多くの中学生が直面する問題です。
部活を頑張る子供の姿は親としても喜ばしいですが、勉強もしないで成績が下がる一方だと心配にもなりますよね。
特に高校入試は内申点が大事です。毎回の定期テストが内申点に繋がるので、のんびりと構えていられません。
この記事では、自身は現役の教師で、サッカー部に所属しながら、医学部合格を目指す子供を持つ父親の体験談を紹介します。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
目次
部活ばかりで勉強しないとどうなる?
高校入試は内申点が非常に大事です。いくら入試で高得点を取っても内申点が悪いと合格は勝ち取れません。
高校入試の合否判定は内申点と入試の得点の合算だからです。
逆に言うと、内申点が高いと高校入試には有利です。内申点は定期テストの成績や授業態度から算出されるので、普段の勉強が大事。
部活を頑張っているから、勉強は部活を引退してから…とのんびりと構えてはいられません。
部活ばかりで勉強しない中学生のための親のサポート
【ステップ1】現状の学力を把握する
まずは子供の学力を把握します。
解答用紙い目を通してみましょう。何が間違っているかを見極めるところから始めます。
くれぐれも、白紙の答案を見ても、驚かないでくださいね。「こんな点数を取って…」と子供を責めるのはNGです。思春期のこの時期は親に反発して、ますまるやる気が失せてしまうだけです。
親の感情をぶつけるのが目的ではありません。あくまでも子供の現状を把握するのが目的です。
点数アップにつながりやすい科目(あるいは単元)を絞り込みましょう。最初の基礎問題から間違っているようなら、そこから手をつけるだけでも確実に点数は伸びます。
例えば、
- 数学の計算間違いが多い→計算問題を確実に解けるようにする
- 英語の単語が書けていない→英単語を覚えて単語問題を解けるようにする
など、点数アップにつながりやすいポイントに絞ってアドバイスしましょう。
理科や社会などの暗記系科目は比較的短期間で点数を伸ばしやすいです。こうした科目から始めるのも有効です。
とにかく、「これなら出来そうだ!」と子供に思わせるのが最初のステップです。
【ステップ2】目標設定をしてスケジュールを立てる
勉強で達成感を感じたことがなければ勉強のやる気は出ないものです。成績が低迷している人は勉強で達成感を感じたことがありません。
勉強の達成感を得るには、目標をスモールステップにするのがセオリー。小さな目標から始めましょう。最終的には定期テストの点数アップにつながるように導いてあげます。
例えば、
今日はこのページの計算をする→来週の計算テストで8割を目指す→定期テストの計算問題で9割を目指す
などです。
達成できそうな目標を設定して、達成できたら認める。この繰り返しで勉強のモチベーションは高まっていきます。
勉強が得意な人は、このプロセスを自然に取り込んでいるのですが、そうでない人には意図的に達成感を得られる機会を増やしてあげましょう。
もしも達成できなくても切り替えが大事。次に向かえるような前向きな声かけをしてあげてください。
スケジュールは、勉強時間を決めるよりも、勉強量を決める方が効果的です。時間を決めてしまうと、集中せずに時間だけ過ぎてしまいます。
するべきことをリスト化してあげれば、勉強することが明確になります。
【ステップ3】得点につながる勉強法をアドバイスする
せっかく勉強しても、勉強の仕方が悪いと点数アップにはつながりません。
これでは余りにももったいないですよね。正しい勉強方法をアドバイスしましょう。
子供のノートや問題集を確認したり、答え合わせをしてあげれば、改善点が見つかります。
例えば、
- ノートまとめなど作業的な勉強ばかりしている→知識を暗記して覚えているか確認する
- 問題が解けずに解答を写して覚えている→自分が解ける基礎問題から解く
- 一度しか解いていないから定着しない→繰り返し解いて定着する
などです。
このように、勉強の仕方を少し工夫するだけで点数アップにつながります。
【ステップ4】勉強しやすい環境を整える
自宅には、スマホ、TV、ゲーム、漫画など勉強の妨げになるものがたくさんあります。
自宅を勉強しやすい環境になるように整えましょう。
スマホで時間を浪費しないようにルールを決めましょう。例えば、「勉強するときはスマホを親に預ける」などシンプルなものがいいです。もちろん、親もスマホをダラダラ使わないように気をつけてください。
子供部屋を片付けて、漫画やゲームなど気が散るものは目につかないところにしまいます。
学習机は勉強道具以外は置かないのが基本。広々と使えるように整理整頓をしましょう。
【ステップ5】毎日決まった時間に勉強を始める
勉強時間を固定できないと、ついつい、「もう少ししてから…」と後延ばししてしまいます。そうならないためにも、毎日決まった時間になったら勉強を始めましょう。
勉強開始時間が固定できるように、可能な範囲で家族も食事時間などのスケジュールを調整しましょう。勉強開始時間になったら、子供のスマホを預かって、勉強開始です。テレビを消すなどの協力をしてあげてくださいね。
親も読書や資格試験など勉強らしいことをするといいですね。
さて、部活で疲れていると思いますが、睡眠時間を削らないようにしましょう。睡眠不足は疲労の原因で、疲労が溜まるとストレスになります。
7時間程度の睡眠時間が確保できるように、寝る時間と起きる時間を固定するといいです。「就寝時間」「起床時間」「勉強を始める時間」の3点固定が規則正しい生活の基本です。
【ステップ6】勉強のやる気が出ないなら褒美を検討する
どうしても子供が勉強する気にならないなら、褒美を検討するのも一つです。
その場合は、結果ではなくプロセスに対して褒美を与えるのが効果的です。
人の行動の習慣形成には約1ヶ月必要と言われています。例えば、「毎日、計算2ページを2週間続けたら」のようにプロセスに対して褒美を提案しましょう。これだと2週間は勉強が続きます。
勉強が1ヶ月程度続くように上手に褒美を検討して、行動の習慣形成に繋げてください。
もちろん親子でしっかりコミュニケーションを取ってお互いが納得いく褒美にしてください。
【ステップ7】劣等感の抱かせない前向きな声かけをする
自信ややる気を失っている子供に劣等感を抱かせてしまうと、ますます勉強する気が失せてしまいます。
完全にやる気を失ってしまうのは避けなければいけません。
「部活ばかりして…」「部活を辞めさせるよ」と成績が悪いのを部活のせいにするのはNGです。誰でも、大好きなことを取り上げられたらやる気になるはずがありません。
「お兄ちゃんは…」「お父さんが中学生の時は…」のように、人と比べるのもやる気を削いでしまいがちです。
【ステップ8】うまくいかない時は上手に切り替えさせる
誰にでも、スケジュール通りに勉強できない時もあります。もちろん、目標を達成できない時もあります。
失敗が悪いのではなく、諦めてしまうのが問題です。
「やる気が出ないなら簡単な問題かい解いてみたら?」「諦めなければ大丈夫。今日から勉強を再開して」のように感情的にならずに、やる気を引き出すように声かけをしましょう。
やる気になるのを待っていたら、いつまで経っても勉強できません。勉強を始めるから、やる気が出てくるのです。
その意味では、「まずは1問だけ解く」「簡単な問題を解く」など、取り掛かりのハードルを下げる工夫が大事です。
子供が成績低迷を「自分事」になるように!ベースにあるのは良好な親子関係
「勉強しなさい」と言って、子供が勉強してくれるなら、これ程まで悩む必要はありません。
なかなか、その気になってくれないから、難しいですよね。結局は成績低迷が「自分事」にならないと子供は自走を始めません。
「何から勉強するか?」「何を目標にするか?」「勉強開始時間はどうするか?」などなど、親はアドバイスに徹して、最後は子供に決めさせたいですよね。
なぜなら、人は自分で決めたことは、最後までやり遂げようとする心理が働くからです。これを心理学では、「一貫性の原理」と言います。
「このままではいけない」と成績アップを「自分事」として納得させるのが親の腕の見せところです。
思春期のこの時期、親の干渉に子供が反発するのはよくある事です。
これ自体は自然な事なので、親はまずは子供の反発を受け入れた上で、子供の接し方を考えてみましょう。
子供の勉強の口出しは最低限にして、良好な親子関係を大事にして欲しいのです。その上で、勉強のサポートは思い切ってプロに任せてみてください。
部活で忙しい中学生のためのオンライン個別指導
部活で忙しい。疲れた体のまま塾に通うのはやっぱり大変です。学校と部活に塾までプラスしてしまうと、気が休まりません。
もちろんモチベーションが高いなら両立ができるでしょうが、成績が低迷しているなら、「ただ塾に通っているだけ」ということにもなりかねません。
ましてや、集団授業塾なら、ただただ授業を聞いているだけで、成績アップは期待できません。
今の生活を維持したまま勉強ができるのが、「オンライン個別指導」です。自宅に帰って疲れて勉強しなかったのを少しだけ変えて、オンラインで授業を受けるのです。
これなら最小限の負担で勉強に向かえます。わからないことを教えてくれるので、小さなことでも「わかった!」という達成感を感じることができます。
「勉強は部活を引退してから」と決めてしまわずに、「オンライン個別指導」で最初の一歩を始めて欲しいです。
体験授業はハードルが高いと感じれば、資料請求からはじめることもできます。
1対1のオンライン家庭教師なら【メガスタ】なら無料で資料請求をすることができます。もちろん、資料を請求したからと言って無理な勧誘はありません。
