サッカー×高校入試

高校受験で塾とサッカーは両立できるのか?「塾なし受験」はあり?

はじめに

ロクバン
こんにちは。ロクバンです。

長男はサッカーと両立しながら中学受験に臨み、無事に第一志望の中高一貫校に合格することができました。中学時代は外部クラブチームでサッカーを本気でがんばり、高校からは勉強に軸足を移しつつ(ビッグマウスで恥ずかしいのですが)医学部進学をめざしています。サッカーと勉強の文武両道を目指してきた中で経験したことを情報発信しています

今回の記事では、『高校受験とサッカーは塾に行かずに両立できるのか?というテーマの内容です。特にクラブチームに入っていると集団塾に通うのが困難だと思います。クラブチームで高校受験とサッカーを両立したいと考えている方は最後まで読んでください。

ロクバン
サッカーと高校受験は両立できるの?塾行く時間はあるのかな?

サッカーと勉強を両立して高校受験を目指す中学生は少なくありません。部活なら終わったあとに塾に通えるます。本人の「やる気」さえあれば問題ありません。実際に部活応援と称して部活後でも通塾できるのをウリにする塾もあります。

問題なのがクラブチームの選手です。広範囲から選手が集まるので、練習開始が18:00以降というクラブも少なくありません。実際に長男の所属クラブは平日は週3回18:30~20:30まで練習をしており、帰宅は21:30でした。もちろん、休日は終日試合や遠征。これでだと、クラブチームと塾の両立は非常に困難です。オフに日に個別塾に通うのが精一杯です。

クラブチームならサッカー推薦で高校進学を目指す選手が大半かもしれまえん。それでも、学力不足で志望校を変更した選手もいるのです(驚)。やっぱり勉強は大事です。

参考記事サッカークラブチーム選手の塾事情を徹底解説

この記事を読んで分かること

  • サッカークラブチーム選手は通塾できるのか?
  • 塾なしで高校受験を目指すことはできるのか?

この記事を書いたのはこんな人

 ロクバン

  • 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
  • 九州地方在住の二児の父親。
  • 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
  • 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
  • サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。




 

サッカー中学生が塾なし高校受験をするとどうなる?

 

いきなり結論です。

「サッカー中学生の高校受験は塾なしで乗り切れる?」と聞かれると、出来なくもないけど、「相当の覚悟が必要です。」

「覚悟って何?」と思ったかもしれませんが、覚悟には2つの側面があります。

  1. サッカーで高校に進学するので志望校の偏差値は問わない
  2. 塾に行かずに自力あるいは親の協力のもと成績を上げる

長男の所属チームは、サッカー推薦で、高校の偏差値にはこだわらない選手が多かったです。いわゆるサッカー重視ですね。

最低限(例えば評定1をとらないなど)の学力があれば、サッカーの実力で志望校が決まります。もちろん、学力基準なし(学力不問・ボーダーフリー)の高校もありますが…。

サッカー推薦にも成績の基準があるので要注意。学校の成績(=内申点)次第では推薦資格を得られないことがありますよ。定期テストの点数はしっかりととっておきたいですよね。忙しいクラブチーム所属選手は【オンライン家庭教師Wam】のようなオンライン個別指導(家庭教師)を活用しましょう。スケジュールが自由自在なので、クラブチーム選手でも利用できます。これならサッカー中心の生活でも勉強を両立できます。

 

興味のある方は【オンライン家庭教師Wam】だと無料で資料請求ができます。オンライン家庭教師Wamでは成績保証があるので成績が上がらなければ返金があります。

メモ

定期テストの点数を上げるのはプロがアドバイスすればそれほど難しくありません。定期テストは学校で習ったことを出題するので、試験範囲を見ればおおよそ出題されそうなところが分かるからです。あとはしっかりとその問題を解けるように勉強すれば定期テストの点数は上がります。だからこその成績保証なんでしょうね。サッカー推薦を狙うのであれば内申点を左右する定期テストが最重要です。オンライン家庭教師(個別指導)を活用して定期テスト対策をするのは理にかなっています。

ロクバン
問題なのが、『サッカーも頑張りたいけど志望校の偏差値も大事』な選手です。いわゆる文武両道です。

クラブチームで活動すると先述のように塾に通う時間がありません。文武両道を目指すのであれば、部活でサッカーをするのが現実的です。それでもクラブチームでする本気のサッカーも諦めたくないですよね。このような選手は相当の覚悟が必要です。

メモ

私の学区の県立トップ校は1学年の約40%が地元トップレベル塾の出身者で占められています。トップ校に行きたければ、トップレベル塾の難関クラスに入れがデフォルト。こうした現実の中で、塾なしでトップ校を目指すのはそうとうな困難が想像できます。

 

クラブチーム選手の現状(長男所属チームの場合)

クラブチームに所属するとサッカー中心の生活が待っています。

平日は20:30まで練習。移動時間を含めると帰宅時間が21:30を過ぎることも。休日は1日中試合。オフは平日2日のみ。しかもオフには自主練。大半のクラブチーム所属選手はこのような生活を送っているのではないでしょうか?

サッカーライフは充実。それはそれで悪くはありません。でも、誰にでも、そしてすぐに高校受験はやって来るのです。準備はできていますか?サッカー推薦は決して甘くはありません。

参考記事サッカージュニアユースクラブチームの高校進学のリアルを紹介!

長男所属チームでは新中3の段階での通塾は1学年50名中5人程度。日程の関係で大手集団塾には通塾不可能です。個別指導塾に週1通塾がやっとというところでしょうか。

厳しい言い方になりますが、塾に通えない以上は自分で勉強するしかありませんよね。チームメイトの親御さんとお話しする機会がありますが、長男に近しい選手はほとんど入学以来成績は下降線です。それもそのはず、サッカー中心の生活を送っているので、そもそもの学力が高いか、余程意識が高くない限りは勉強は二の次に。親御さんも勉強も気になるのか、「中3からは塾に…。」と口にはしますが、果たして?

本人は勉強よりもサッカーが楽しいし、このまま勉強はズルズルとなし崩し的に…という事態が想像できます。

サッカー推薦で希望する高校に入学できれば良いのですが、プレミアプリンス所属の強豪校へ進学できるのは一部の主力選手のみ。それ以外の選手は学力不問の私立高校を目指すか、県立高校へのサッカー推薦を目指sすのであれば成績の基準があります。

その時に、「勉強しとけば良かった」では遅すぎます。

 

そもそも高校受験に塾は必要?

成績上げるのに塾は必要?高校受験に塾は必要?「自分でできるくねぇ?」と思うことはありませんか?

塾に行ったからといって必ずしも成績が上がる訳ではありません。「塾に通うこと」が目的化してしまい、塾に通ってるだけで満足してしまっては元も子もありませんよね。結局は勉強は「自分でやって」こそ出来るようになるものです。ここは誤解のないようにしなければいけません。

結局のところ、自分でできるのなら塾は不要です。ただ学校の勉強についていくだけなら塾なしでもなんとかなるのではないでしょうか。わからない所は学校の先生に教えてもらうことができますよね。(質問ばかりだと気が引けるかもしれませんが…。先生は質問されるとうれしいものですよ。)

でも、塾には「勉強を教える」以外の役割があって、「勉強を教える」以外の役割こそが、受験の結果を最大化する秘訣でもあります。

 

【高校受験向け】塾の役割【5選】

塾の役割です。教えるだけが塾の役割ではありません。

塾のはたらきポイント5つ

  1. 勉強を教える
  2. 入試対策
  3. 学力の把握・分析
  4. 入試情報
  5. 学習環境の整備

個別に説明していきます。

1.勉強を教える

初めて学習する単元や自分で解いて分からない問題をわかりやすく教える。塾と聞いて真っ先に思いつくのが「勉強を教える」ということではないでしょうか?

また、国語の記述問題の添削、英語の英作文の添削、数学などの難問などの解説など、自分一人では対策しにくい問題も塾ではしっかりとサポートしてくれます。

2.入試対策

塾のカリキュラムはそれ自体が入試対策用になっており、カリキュラムに従って勉強を進めれば、自ずと高校入試対策になります。

中学校の進度で学習を進めると全カリキュラムが終了するのが受験直前ということにもなりかねません。そうなると演習が不十分になりますよね。受験(特に難関校を目指すのであれば)では先取り学習がセオリーです。

特に公立高校入試のように全員が同じ試験を受けるのであれば、進度や難易度を適切に調整してくれる塾の役割は小さくありません。何をいつまでにどの程度勉強すればよいかが明確で、長年の塾のノウハウは高校入試には大変貴重です。

塾のカリキュラムをこなしていくのが合格には近道です。

3.学力の把握・分析

学力を分析して教科や単元で理解が不十分な箇所のアドバイスや志望校合格までの距離感などの合格へ向けての方針をアドバイスしてくれます。また、月例テストや模試などから適切なフィードバックが期待できます。

こうしたフィードバックがあれば効率よく受験勉強に取り組むことができます。自分の苦手な単元を自分で特定して自分で対策法を思いつくのは大変ですよね。専門家のアドバイスは貴重ですね。

4.入試情報

入試の傾向や制度についての情報提供をしてくれます。また、高校入試をする上で、わかりにくい内申点や推薦制度など、知らないと損をしてしまうような情報を得ることができます。受験は情報戦とも言われていますね。

大手通信教育サイトに行けば各都道府県ごとの内申点の算出方法を解説してるので参考にしてみてください。

5.学習環境の整備

学習のモチベーションを高めてくれる講師、目標を共有する仲間、自習室、特訓講座、などなど。塾の環境を利用することで一人では挫けてしまいそうな受験も乗り越えることができます。

 

塾なしで高校受験を目指すには相当な覚悟を

勉強を教えてもらうだけなら別の選択肢もあり

塾の役割は上記のように定義できます。

塾は勉強を教えるだけだと思っていませんでしたか?勉強を教えるだけなら授業をしっかり聞いていればなんとかなるし、分からない問題は学校の先生に質問すれば問題ありません。

また、スタディサプリを使えば、比較的安価で時間の束縛もなく、一流講師のわかり易い授業を視聴することもできます。学校の先生に質問できないのであれば、【オンライン家庭教師Wam】のようなオンライン家庭教師を検討してください。時間も内容も思い通りです。

参考記事

勉強を教えてもらう以外の役割を誰が担うのか?

個人的には塾の役割は勉強を教えること以外が大きいと考えています。

最大の問題は、「入試対策(スケジュール管理)を誰が担うか?」です。

中学生はまだまだ子供。自分の生活をしっかり管理して学習に取り組める中学生がどれだけいるでしょうか?まして、自分一人の力で高校受験を分析・対策して結果を最大化するのは難しいですよね。

どこまで進度を進めておく必要があるのか?自分の弱点を分析して入試までにどのように苦手を克服するのか?モチベーションが上がらない時にどうやって勉強に向き合うのか?

相当難易度が高いと思いませんか?

これら全てを子供に任せていたのではあっという間に高校受験を迎えてしまいます。子供の成長を信じて待てる程の時間的ゆとりはありません。浪人が許されない高校受験では失敗から学んでやり直す訳にもいきませんよね。

入試対策を親が積極的にサポートするのであれば、「塾なし受験」も全然アリだし、ひょっとすると「塾あり受験」以上に成果を上げることができるかもしれません。

塾なし受験」を選ぶのなら、「子供がサッカーばかりで全然勉強しないの」と嘆く前に、親自身が受験情報を積極的に調べ、学習の進捗具合を適時チェックし、アドバイスし、受験に導いていくという、親の覚悟が問われます。

ロクバン
難易度たかいなぁ

思春期真っ最中の中学生男子。過剰な関わりは反発を買うし、過度に親に依存するのも考えものです。それでも、良好な親子関係を築き、適度な距離感で親子で受験を乗り越えるというのもアリなのかもしれません。むしろ、「塾に入れとけば後はお任せします」というよりは良い結果を生むかもしれませんね。

クラブチームに所属すれば塾に通う暇がありません。子供がクラブチームの親としては、事情は十分に理解できます。それでも、サッカーばかりで全然勉強しなかったで終わらせずに、出来ることからでも勉強にも取り組んではどうでしょうか?ないに越したことはないのでしょうが、サッカーで壁にぶつかった時に勉強していたことがきっと助けになるはずです。

参考記事

 

おわりに

ロクバン
最後まで読んでいただきありがとうございます。

「強豪チームのレギュラー選手が難関高校に合格した。」なんて話を聞くと、「わが子にも・・・」とついつい思ってしまいませんか?

確かにサッカーも勉強もできる中学生はいるものなのです。酷な言い方をすれば、レアケースにわが子を当てはめて考えるのではなく、わが子の適性をしっかり見極めることが大事です。サッカーだけでなく、勉強も大事、高校は大学合格実績のある学校を希望、というのであればサッカーと勉強の両立を冷静に判断しましょう。

クラブチームの文武両道組にとっては「部活へ移籍する」「夏の大会で引退する」のも現実的な選択肢です。

メモ

クラブチームでは中310月~11月に行われる高円宮杯予選が最後の公式戦になります。部活は7月の総体予選で引退するので、3~4ヶ月長く活動します。

「クラブチームと勉強の両立はハードルが高い」というのが経験者の意見です。

それはレアケースですよね。わが子に一番合ったやり方を勧めてあげるのが親の役目だと思います。

勉強は早くから対策すればするほど有利になるものです。逆に放っておくとそこから立て直すのは困難になります。何も対策をせずに後悔する結果にならないようにしたいですね。

おすすめ記事

クラブチーム所属選手の多くはサッカー推薦での高校進学を目指しています。

推薦で大事なのは、学校の成績(=内申点)。

つまり、入試で合格点を取ることを考えるよりも、定期テストを頑張って、学校の成績を上げることの方が大切だとも言えます。

集団塾で高校入試用のカリキュラムで勉強をすすめるよりも、個別指導で自分の必要な定期テスト対策をする方が断然に効率的だとも言えます。

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個別指導(家庭教師)をお願いすれば、親が「勉強しなさい」という必要がなくなります。それだけでもうれしいですよね。

参考記事

 

サッカー推薦であっても、学校の成績(内申点)の基準を満たさなければいけません。実際に学力不足が原因で、志望校をあきらめて、学力不問のサッカー準強豪校に進学した選手をたくさん見てきました。

さて、そんな大事な内申点ですが、どのように算出され、どうすれば上がるのか、わかりにくいと思いませんか?「先生にゴマをすったらいいでしょ?」とうがった見方をしてしまいがちですが、そんなことはありません。授業で要求されることをきちんとこなしていくと自然と内申点が上がっていきます。内申点が上がることで受験が有利になるので頑張りましょう。内申点の上げ方を体系的に解説した本は少ないのですが、『高校受験「内申点」を90日でアップさせる本』では内申点の上げ方をわかりやすく解説しています。参考にしてみてください。


 




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