はじめに
ジュニアユースサッカーチームは11月の高円宮杯をもって公式戦が終了します。この大会以降は新チームに移行していきます。中学3年生は高校からのサッカーに備えそれぞれの準備が始まります。サッカー推薦で強豪校へ進む選手、一般入試で高校進学を目指す選手。自分たちの目指す道に向けての準備がはじまります。
今回の記事ではクラブチーム所属選手の公式戦終了後の様子を紹介します。
メモ
長男所属チームは地域トーナメントへ進出しましたが、1回戦で敗退しました。残念ながら全国大会への道が途絶えてしまいました。これで公式戦の全日程が終了していよいよ高校進学の準備が週番を迎えることになります。チームの所属選手の大半はサッカー推薦による高校進学を目指しています。1学年50名の選手がおり、主力級から補欠まで目指している高校もさまざまです。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長女は偏差値40台の中高一貫校に入学。系列大学の看護学部進学を目指しています。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
最後の公式戦後の様子を進路別に実態を解説
高校入試方法別に個別に紹介していきます。
1 サッカー推薦組
サッカー推薦で高校進学をする選手の志望校はほぼ固まっています。当然ですが、主力選手から順に決まっていきます。スカウトや練習会での評価が高い順に決まっていきます。評価がそこまで高くない選手は推薦枠の問題で推薦資格を得れないケースでも出てきます。
長男の所属チームも強豪高校の推薦枠があり、人気高校から決まっていくようです。プレミアリーグ所属とプリンスリーグ所属の2校が人気で、両校のサッカー推薦の資格が得れた選手は推薦入試を受験します。主力級レギュラーが該当します。両校からのサッカー推薦の資格が得れなかった選手は、県1部(県ベスト4~8レベル)高校や他県県1部へのサッカー推薦を予定しています。準主力レギュラー及びベンチメンバーが該当します。
このレベルから外れた選手が地元県立・私立高校(県ベスト16~32レベル)へのサッカー推薦を予定しています。
もちろんサッカーのレベルだけでなく内申点(成績)の基準をクリアする必要があり、内申点の基準をクリアできない選手はプレミア・プリンス所属高校から県1部高校へ志望を変更した選手もいます。プレミア・プリンス所属高校は学校自体のレベルが高く、内申点の基準も高くなっています。繰り返しますが学力は大事です。
私立高校の中にはサッカーのレベルだけで内申点不問の高校もあります。しかし、県立高校のサッカー推薦はそういう訳にはいきません。内申点の基準をクリアしなければサッカーで認められても出願資格は得られません。
この時期はサッカー推薦を目指す選手にとっても勉強はとても大事です。特に11月末に行われる2学期期末試験の成績で内申点が決まります。この結果によって推薦資格を得れるのかどうかが決まるのです。
実際に長男のクラブチームの多くの選手が通常よりも長めに試験休みをとって期末考査に備えています。
2 一般試験組
県立上位高校へ進学を希望する選手や、サッカー推薦を得られなかた選手は一般試験(学力試験)を受験して高校入学を目指すことになります。少数の選手ですが、県立上位校の受験を目指して、すでに勉強優先で受験に備えています。7月のクラブユース選手権予選後に勉強優先に切り替えた選手(50名中2名)はマイペースで練習に参加しています。(週末の試合には参加しません)また、残念ながらサッカー推薦を得られなかった選手は学力試験を受験して高校進学を目指します。この選手たちは勉強が非常に大事なのですが、学力の高い学校を志望していないケースが多く、練習を継続しながら受験に備えています。
3 長男
我が家の長男ですが、チーム内で唯一中高一貫校に通っています。高校入試がなく、そのままエスカレーター方式で高校へ進学します。
残念ながらジュニアユースではサッカーで全く頭角を表すことができませんでした。望んだ結果を得ることはできなかったのですが、挫折する経験もこれからの人生に活きるとプラスに捉えるようにします。
ハイレベルなサッカーはここで一旦終了となります。今後は勉強を優先させながら、高校部活でサッカーを楽しんでいくことになりそうです。
さて、中学校では既に高校内容の学習が始まっており、親としては将来の目標(当ブログの読者ならご存知だと思いますが、医学部への進学を目指しています)に向けて勉強を本格化して欲しいと思うのですが、まだまだエンジンがかからないようです。(汗)
「勉強は高校に入学してから」と高らかに宣言する始末で、マイペースに毎日を過ごしています。サッカーのレギュラー争いという緊張から解放されたので、そのエネルギーを勉強に注いでほしいのですが、高校入試がないモラトリアム期間を謳歌しています。チームの誰よりものんびりしている気がしてならないのですが…。
今勉強できない人が高校になってから始められるとは思えないのですが、親が口を出していい結果を産みそうにないので、仕方なしに見守っています。
サッカーの区切りを一旦つけたことで、今度は中学校の同級生から勉強面の影響を受けて勉強を頑張って欲しいのですが、そうはうまくいかないようです。悩みは尽きませんね。
まとめ
このブログでさんざん力説していますが、いくらサッカー推薦でも学力は無視することができません。サッカーのレベルアップ同様に勉強も毎日コツコツ積み上げるしかありません。結局は日常の質を高めることが大切です。がんばりましょう。
参考記事忙しいサッカー中学生でもオンラインなら利用できる!おすすめのオンライン個別指導を徹底的に紹介しています。