目次
はじめに
内申点が超大事って意識してました?
今回の記事では、九州地区(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の一般入試での内申点の比率を紹介します。
さて、高校入試では内申点が非常に大事ということを知っていますか?
しかも、ほとんどの都道府県では中1の内申点も合否に関わります。いくら学力試験で合格点をとっても内申点次第では不合格なんてことも十分に起こるのです。
中学に入学したばかりといってウカウカしていられません。中学校からは勉強とサッカーを両立するのが大切になります。
基礎学力や学習習慣が身につかないまま中学生になると、最初の試験で大変なことに。そこから立て直すのは大変です。
すみません。ちょっと脅すような表現になってしまいましたね。
大丈夫です。
学校の勉強が大事で、難しいことではなく、学校で習ったことを確実に身に付けて行きましょうね。そうすることで自ずと良い内申点を取れるようになってきます。
この記事の後半には内申点をよくするための3つのポイントを紹介しています。どれも難しいことではありません。当たり前のことをきちんとこなしていくことで必ず内申点アップします!
内申点と学力試験の配点比率を知ろう!
進研ゼミ中学講座(ベネッセ)高校入試情報サイトで検索すれば、都道府県の内申点と学力検査の配点が一目でわかります。
下の写真のページを開いてください。
こちらのサイトから右上の『全国』をクリックすると都道府県を選択できます。
入試制度は多岐にわたり、(呼び方はそれぞれですが)いわゆる推薦と一般に分類できます。一般は学力試験を受験して合否が判定されます。
今回の記事では、一般入学者選抜での、内申点と学力試験の配点比率を紹介します。
内申点の比率が思っている以上に高いということをまずは理解してください。
内申点に関してはこちらの記事を参考にしてください。
この記事を書いた人はこんな人
ロクバン
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
一般入学者選抜での内申点と学力検査の合否判定基準
福岡県
■内申点
中1 | なし |
中2 | なし |
中3 | 9教科×5段階評定=45点満点 |
■学力検査
5教科×60点=300点満点
■一般入学者選抜
一般入学者選抜は、全員に5教科の学力検査を行い、学力検査点(5教科300点満点)と調査書の「各教科の学習の記録」の第3学年の評定(内申点)の両方が高い人から合格が決まります。調査書の「各教科の学習の記録」の第3学年の評定(内申点)と学力検査点両方の上位者あら入学定員以内にある人(A群)は、調査書(内申書)などの内容にとくに支障がなければ合格内定となります。それ以外の人(B群)は、調査書(内申書)の内容を重視して総合的に合否を判定します。
佐賀県
■内申点
中1 | 9教科×5段階評定 |
中2 | 9教科×5段階評定 |
中3 | 9教科×5段階評定 |
「特別活動の記録」や「行動の記録」「学校内外での活動・部活動等の記録」など、評定以外の記載項目・内容も点数化し、学力検査、面接などとともに、合否判定資料となります。
■学力検査
5教科×50点=250点満点
■一般入学者選抜
「一般選抜」の1回の入試で、「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2つの異なる選考方法により選抜します。選抜は、調査書(内申書)、学力検査、面接の結果を点数化して合否を判定します。
「選考Ⅰ」は調査書(内申書)と面接の評価割合が高い選考方法。「選考Ⅱ」は学力検査の評価割合が高い。多くの学校は、学力検査を250点、面接と調査書(内申書)を合わせて100点の配点。
長崎県
■内申点
中1 | 9教科×5段階評定 |
中2 | 9教科×5段階評定 |
中3 | 9教科×5段階評定 |
■学力検査
5教科×100点=500点
■一般入学者選抜
5教科の学力検査各100点満点と面接を実施。調査書(内申点)、学力検査の成績、面接の結果、その他必要な書類などから総合的に判定。各高校がそれぞれ選抜資料の比重を決める。学力検査で傾斜配点を実施する場合もあり。
熊本県
■内申点
中1 | 9教科×5段階評定=45点 |
中2 | 9教科×5段階評定=45点 |
中3 | 9教科×5段階評定×2倍=90点 |
■学力検査
5教科×50点=250点
■一般入学者選抜
全員が5教科の学力検査を受けるが、数学と英語(リスニング含む)は、選択問題A(標準的な問題)と選択問題B(発展的な問題)の2種類から各学校が指定します。選考は学力検査の得点と調査書の評定(内申点)で決まる。学力検査(5教科250点満点)と調査書の評定(内申点)の合計点(県独自の方法で補正)の順位から第1選考として合格者を決定。第1選考で合格者数が募集人員に満たない場合は、各高校が選抜基準を定め、合格者を決定。
大分県
■内申点
中1 | (5教科×5段階評定)+(実技4教科×5段階評定×2)=65点満点 |
中2 | (5教科×5段階評定)+(実技4教科×5段階評定×2)=65点満点 |
中3 | (5教科×5段階評定×2)+(実技4教科×5段階評定×4)=130点満点 |
■学力検査
5教科×60点=300点
■一般入学者選抜
全員が5教科の学力試験を受け、選考は、調査書の合計点(内申点)、学力検査(300点満点)、面接・適性検査(実施校のみ)の結果をもとに総合的に判定。調査書の合計点(内申点)と学力検査点の比率は3:7、4:6、5:5のうちのいずれかで、ほとんどの学校が学力検査の比率を高くしている。
宮崎県
■内申点
中1 | 9教科×5段階評定 |
中2 | 9教科×5段階評定 |
中3 | 9教科×5段階評定 |
■学力検査
満点は非公表
■一般入学者選抜
全員が5教科の学力検査と面接(個人面接または集団面接)を受け、選考は、調査書(内申書)、学力検査の成績、面接の結果などから総合的に判定。高校・学科によっては傾斜配点を実施します。
鹿児島県
■内申点
中1 | なし |
中2 | なし |
中3 | 【5教科】5教科×5段階評定×2倍=50点満点【実技】4教科×5段階評定×20倍=400点【合計】450点満点 |
■学力検査
5教科×90点=450点満点
■一般入学者選抜
5教科の学力検査点(450点満点)と調査書の「学習の記録」の換算点(内申点)(450点満点)とを相関させ、調査書(内申点)の記載事項や、学校・学科によっては面接の結果などを総合して合否を判定。
沖縄県
■内申点
中1 | 5教科×5段階評定+実技4教科×5段階評定×1.5倍=55点 |
中2 | 5教科×5段階評定+実技4教科×5段階評定×1.5倍=55点 |
中3 | 5教科×5段階評定+実技4教科×5段階評定×1.5倍=55点 |
■学力検査
5教科×60点=300点
■一般入学者選抜
5教科の学力検査(5教科300点満点)と面接を受けます。調査書と学力検査等の成績の比重は、原則として5:5に扱いますが、一部の高校では調査書:学力検査の成績の比重を4:6または4.5:5.5として扱う。適性検査、実技検査、傾斜配点を実施する場合もある。
内申点をアップするための3つのポイント
ここからは内申点アップのための3つのポイントを紹介します。どれも難しいことではありません。逆に言えばキチンとした学校生活を過ごしていると自然と内申点はアップするようになっています。
1 定期テストの点数を上げる
内申点に一番影響が大きいのはやはり定期テストの点数です。まずは定期テストで高得点を取れるように頑張りましょう。
授業中に学んだことがテストで出題されるので毎日の勉強は大切ですね。テスト1〜2週間前の対策だけでなく、日々の予習や復習を大切にしてください。
授業で習ったことをその都度、復習しましょう。テスト前にもう一度、復習しましょう。勉強で大切なのは繰り返しです。
2 授業態度を良くする
積極的に授業を受けましょう。先生の話を良く聞き、ノートにしっかりまとめましょう。ノートも評価されることがあります。また、先生の質問に対して積極的に発言すると高評価につながります。
3 提出物は必ず期限内に提出する
出された課題は丁寧に仕上げて必ず期限内に提出しましょう。また、授業振り返りシートが出されることがあればしっかりと仕上げて提出してください。
プリントの管理やスケジュール管理は必須ですよ。
そうなんですよね。
いずれも当たり前のことなんですが、それを実践するのが難しいんですよね。
特に反抗期真っ最中の中学生男子は言うことを聞くはずもなく。「指摘→反抗→雰囲気最悪」の無限のループ。結局は、「本人に任せてます。」と言う名の放置になりがちですよね。
親以外に「勉強しなさい」と言ってくれる存在は大事ですよね。サッカークラブのコーチや塾の先生、などなど。子供が信頼している身近な大人の存在が大切ですね。
学習習慣と基礎学力は小学生の頃から身に付けましょう。ここは積極的に親が介入すべきだと思います。まだまだ言うことの聞く小学生の頃から準備を始めたいところですね。
まとめ
県によって重みに違いがあるのですが、全ての県で内申点が合否に影響するのは分かってもらえると思います。
特に福岡県と鹿児島県を以外の県では中1からの内申点も合否に関わります。いかに普段の学習が大切かがわかりますし、中学校入学時から勉強は手を抜けませんね。
忙しいサッカー少年も、サッカーだけしてればOKなんてことはありませんよ!
学習習慣がホントに大事なんです。
オススメ
忙しいサッカー少年がサッカーと勉強を両立するのにオススメなのがスタディサプリ(スタサプ)
口コミを紹介
家から学校までの距離が遠く、通学には片道1時間半かかっていたので、毎日家を出るのは朝7時前。放課後に部活動をして家に帰るのは20時過ぎの生活でした。塾に通う時間的な余裕がなく、いつでもどこでもできるスタディサプリは理想的な学習ツールでした。ただ、スマホを持つことが禁止されていた学校だったので、行き帰りの電車の中ではスタディサプリを開くことができず、家に帰ってからの短い時間しか活用できませんでした。
わからないところがあった時に、どの動画を見ればいいのかがすぐ見つけられないのが不便そうでした。アプリに付随した学習ガイド?などのようなものが冊子であれば、親も一緒に必要な動画を探してあげられるのに、と思ったことがあります。
中学生の母親
スタサプの評価をまとめてみると
メリット
- 授業動画のクオリティーが高くわかりやすい
- いつでもどこでも何度でもわかるまで視聴できて便利
- 塾などに比べると圧倒的にコスパが良い
デメリット
- 強制力がないので意志が弱いとサボりがち。主体性が必要
こんなところでしょうか。14日間無料体験があるのでまずは体験してみるのがオススメです。
使い方は色々で、先取り学習用や授業の復習用に活用できます。
映像授業を上手く活用すれば、効率よく学習できます。我が家もスタサプを使って勉強とサッカーの両立を進めてきました。
受験まで時間が限られていることを考えると、悩んでいるのがもったいない気がします。まずは試してみてください。
参考記事
勉強が苦手な生徒は集団塾では苦手を克服できない【スタディサプリをオススメ】