目次
はじめに
今回の記事は我が家の身近なサッカー少年たちの文武両道の体験談を紹介します。
さて、小6の夏を過ぎるとジュニアユースのチーム選びが始まると思います。悩ましい問題ですね。

サッカーのレベルは?勉強と両立できる?果たして高校入試は大丈夫なのか?色々と情報を集めてみても悩みは解決できません。
今回の記事では、我が家の身近のサッカー少年たちが、どうやって文武両道を目指したのかをノンフィクション解説します。
自分に置き換えて考えてみてください。文武両道生活がイメージできるように体験談を紹介します。
サッカー少年たちがジュニアユースに進み、文武両道を目指した先に、どのような進路に進んだのでしょうか?私の周りの身近な例から見えるサッカー少年たちのサッカーと勉強の両立をノンフィクション解説します。
この記事を読んで分かること
サッカー少年たちが中学から高校と文武両道を貫いた先に得たものは?身近なサッカー少年たちの文武両道の体験談を紹介
この記事を書いた人はこんな人
ロクバン
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
身近なサッカー少年たちの文武両道体験談
【ケース①】J下部ジュニアユースとユースでサッカーを続けたA君の場合
A君は地元サッカー少年団からセレクションを経てJ下部ジュニアユースチームに入団。
JリーグU13トレーニングキャンプに参加するなど将来を嘱望され、スピードあるCBとして活躍しました。そのままユースチームに昇格。当時はユースチームの強化が始まったばかりだったこともあり、県2部リーグに所属していました。
高校はサッカー優先で、地元の中堅私立高校(偏差値51)へ進学。サッカーで大学に進学する選択肢もあったそうですが、高校でサッカーに区切りをつけることに。
結局は高校の指定校推薦で大学に進学し、サッカーとは無縁の大学生活を送っています。
後日談ですが、高校時代は「ケガをしたい。ケガをしたら練習を休める。」と思い詰めることもあったそうです。J下部チームにもなるとサッカーでの熾烈な競争で精神的にも身体的にもストレスがかかるのでしょう。
その上で勉強も…となると文武両道のハードルは相当高いと言わざるを得ません。A君は指定校推薦の資格を得ており、学業との両立しっかりとできていたようです。
参考記事サッカーで上を目指すには覚悟を。ジュニア時代のエース選手のその後を実例紹介!
【ケース②】J下部ユースチームに所属し進学校に通うB君の場合
B君は強豪ジュニアユースチームからJ下部ユースチームに入団。
B君は学力も素晴らしく、高校は私立進学校(偏差値62)に合格。在学中は理系クラスに所属しました。
最終学年ではCBのポジションを奪い、チームの県1部リーグ昇格に貢献。しかし、目標だったクラブユース選手権出場は叶いませんでした。
リーグ戦最終戦の11月にチームを引退し、国公立大学を目指して受験勉強に専念。見事に地方国公立大学理系に合格。本人は満足できずに、旧帝大を目指して浪人を選択しました。
周囲は本人の選択に驚きましたが、サッカーも勉強も高い目標設定をして妥協しません。素晴らしい。
ハイレベルなサッカーと勉強の両立は大変だったと思いますが、見事に両立している好例でしょうか。ちなみに、B君もサッカーには見切りをつけてそうです。A君といいB君といいトップレベルのサッカーは厳しいですね。
練習場所への移動、土曜日授業や模試などとスケジュールが合わないなど、部活で活動するのとは違った負担があったようです。
【ケース③】J下部ジュニアユースから一般受験で県立トップ校へ進学したC君の場合
C君はジュニア時代から市トレセン選手として活躍し、J下部ジュニアユースにセレクションを合格して入団しました。当時から長身ながら足元の技術もしっかりとした選手でした。
ジュニアユース時代には目立った活躍はできなかったのかもしれませんが、中3夏休み前にチームを退団。
その後、高校受験に専念し、見事に県立トップ校(偏差値69)に合格。高校は地区リーグ2部所属でそれほどの強豪校ではありませんが、1年生からベンチ入り、2年生ではレギュラーポジションを奪い、新チームからはキャプテンに指名されたそうです。素晴らしいの一言ですね。
ジュニアユース入団当初から勉強での進学を考えていたのか、途中から勉強にシフトしたのか、詳細は定かではありませんが、J下部チームを退団してまで受験に専念した意思の強さは立派です。
どこかのタイミングで勉強に舵を切るべきことを示唆する好例でしょうか。
参考記事サッカークラブチーム所属選手の高校受験を完全解説しています。
【ケース④】地元国立大学附属小学校からJFAアカデミーに進学したD君の場合
D君は国立大学附属小学校に通っていて、順当に行けば、そのまま国立大学附属中学校への進学が可能でした。
サッカーも頑張っていたD君はJFAアカデミーを受験して見事に合格。国立大学附属中学校へは進学せずに、親元を離れJFAアカデミーの進学を決意しました。
ジュニア時代のD君は技術力も高かったのですが、とりわけ人間性が素晴らしく、指導者の意見を素直に聞き入れてメキメキと成長していきました。人間力とも相まってのJFAアカデミー合格だと思います。
ジュニアユースでは目立った活躍はできなかったようで結局は地元の私立高校(偏差値41)へ進学。高校は県1部リーグ所属。しかし学力は最底辺レベル。小学校時代のD君を知っている者としては学力差に大変驚きました。
【ケース⑤】中学部活を選択し、県立トップ校を目指すE君の場合
E君はジュニア時代はレギュラー選手として活躍することができませんでした。
それでもとても努力家で、練習の手を抜かない態度や片付けなどを率先する姿を何度も目にしていました。しっかりとした人間性から学力も相当高かったのではと容易に想像できます。
多くのチームメイトがクラブチームを選択する中、D君は中学部活を選択。選択に全く迷いがありません。しっかりとレギュラーの座を掴み、人間性を評価されてか、キャプテンに任命されます。
最後の公式戦では区内大会を突破して市内大会に進出しました。夏以降は部活動を引退し、受験に備えており、県立トップ校(偏差値69)の合格を目指して頑張っています。
【ケース⑥】ジュニアチーム中心選手から中学受験を目指したF君の場合
F君はジュニア時代はチームの中心選手として活躍。運動能力に長け、無尽蔵のスタミナでピッチ全体を走り回っていた姿が印象的です。
ジュニア時代はフジパン予選の12月までサッカーを続けていましたが、地元の私立中学校を受験して合格。この中学校は中高一貫校ではないので高校入試を目指しての進学だと思われます。
中学校にはサッカー部がなく、ジュニア時代の活躍を知っている者としては当然クラブチームでサッカーを続けるものと思っていました。
しかし、家庭の方針でサッカーをやめることに。中学校では他の運動部に所属して県立上位校合格を目指して勉強を頑張っているようです。
【ケース⑦】強豪街クラブキャプテンから夏休みに引退して県立トップ校に合格したG君の場合
G君は長男所属チームのキャプテンでした。技術もさることながらリーダーシップや責任感で信頼を集めセンターバックとして文字通りチームの要的な存在でした。
新チーム始動からポジションは不動のものでしたが、地域リーグ、ジュニアユース選手権などでトップ選手とマッチアップするうちにサッカーでプロ(或いは大学進学など)を目指すには限界があると感じたようです。
8月のジュニアユース選手権敗退後(インターシティカップまであと1勝で敗退)にクラブチームの引退を決意して、地元県立トップ校への進学を目指しました。
夏休み中はマイペースで練習を続け、夏休み明けの志望校の練習会に参加して高評価を得る。その後、完全に受験勉強にシフトして、無事に推薦入試で県立トップ校へ合格しました。
両親はサッカーにも期待していたようですが、本人は勉強も頑張りたいという強い意志を持っていたようです。本人の勉強に対するモチベーションの高さが文武両道をなし遂げた最大の要因だと思います。
まとめ
私の身近のサッカー少年たちのサッカーと勉強の両立をノンフィクション紹介しました。サッカー中心の選択をするサッカー少年が多い中で、文武両道を貫いた好例です。
レベルが上がれば、熾烈な競争が待ち受けており、誰にでも文武両道ができるという程甘い世界ではないのでしょう。
部活動のように、勉強とサッカーを頑張っている仲間がいれば別ですが、クラブチームはサッカー中心の生活を送っている選手がほとんどです。
その中で勉強も頑張るには本人の相当の覚悟が必要です。もちろん、それをやり遂げている人もいるのでしょうが…。
文武両道を目指すのであればどこかのタイミングで部活動に移行していくのが自然の流れのように思います。
後悔しないように、勉強にサッカーに全力で取り組んでみてください。

お子さんはサッカーと勉強の両立はできていますか?お子さんがサッカーばかりで全く勉強しないとお悩みの方には是非こちらの記事を読んでいただきたいです。サッカー少年が勉強をはじめるようになる関わり方を紹介しています!
オススメ
忙しいサッカー少年がサッカーと勉強を両立するのにオススメなのがスタディサプリ(スタサプ)
口コミを紹介
家から学校までの距離が遠く、通学には片道1時間半かかっていたので、毎日家を出るのは朝7時前。放課後に部活動をして家に帰るのは20時過ぎの生活でした。塾に通う時間的な余裕がなく、いつでもどこでもできるスタディサプリは理想的な学習ツールでした。ただ、スマホを持つことが禁止されていた学校だったので、行き帰りの電車の中ではスタディサプリを開くことができず、家に帰ってからの短い時間しか活用できませんでした。
わからないところがあった時に、どの動画を見ればいいのかがすぐ見つけられないのが不便そうでした。アプリに付随した学習ガイド?などのようなものが冊子であれば、親も一緒に必要な動画を探してあげられるのに、と思ったことがあります。
中学生の母親
スタサプの評価をまとめてみると
メリット
- 授業動画のクオリティーが高くわかりやすい
- いつでもどこでも何度でもわかるまで視聴できて便利
- 塾などに比べると圧倒的にコスパが良い
デメリット
- 強制力がないので意志が弱いとサボりがち。主体性が必要
こんなところでしょうか。14日間無料体験があるのでまずは体験してみるのがオススメです。
使い方は色々で、先取り学習用や授業の復習用に活用できます。
映像授業を上手く活用すれば、効率よく学習できます。我が家もスタサプを使って勉強とサッカーの両立を進めてきました。
受験まで時間が限られていることを考えると、悩んでいるのがもったいない気がします。まずは試してみてください。
参考記事
勉強が苦手な生徒は集団塾では苦手を克服できない【スタディサプリをオススメ】