目次
はじめに
※この記事にはプロモーションが含まれます
- 英文法の勉強をしたいけどどこから手をつけて良いかわからない
- 英文法の勉強をしたいけど範囲が広すぎてやる気がでない
- 英文法の勉強のおすすめの問題集を知りたい
こんな悩みを抱えていませんか?
「英語はまずは英単語と英文法から。」
そう聞いて英文法の勉強をはじめようと思っている人もいるはずです。学校の教科書は解説が少ないし、学校で購入した問題集は分量が多すぎて手が出ない。何を勉強していいかわからないと悩んでしまいますよね。
『Vintage(ヴィンテージ)』や『Scramble(スクランブル)』のような網羅系の問題集は分量に圧倒されて初学者は手が出しにくいものです。仮に使いはじめたとしても途中で挫折してしまうことも少なくありません。
「この一冊を終わらせるのにどれくらいの時間がかかるのか?」と不安にもなるのも仕方ありません。
今回の記事では英文法を最速でマスターするためのおすすめの問題集を紹介します。ズバリ、『全レベル問題集英文法』です。
効率良く英文法を勉強したい人は最後まで読んでみてください。さっそく詳しく解説します。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
英文法をマスターするための前提条件
英単語、英熟語、英文解釈、長文読解、などなど。やることが多すぎて全部を同時進行していませんか?その方法だと英単語や英文法を終わらせるのに相当の時間がかかってしまいます。まずは同時進行をやめて、一点突破をしてください。
まずは英単語を覚える。「ターゲット」でも「シス単」でもいいので高速である程度覚えましょう。少し荷が重い人は1つ前のベーシックのレベルからはじめてもOKです。ある程度単語を終わらせたら、英文法に集中して、英文法をまずはマスターして欲しいのです。
あれもこれもと同時進行するのを一旦やめて、英単語と英文法をしっかり固めましょう。まずはこれが大前提です。
全レベル問題集英文法とは?
『全レベル問題集英文法』はどんな本
【魅力①】とにかく薄い→取り組みやすい
『全レベル問題集英文法』は英文法を理解できているか、自分が志望する5つのレベルに応じて、確認用の問題集という位置づけです。1章21題で12章構成。1冊の分量が約300題。1日2章(=40題)のペースでこなせば約1週間で1冊終了です。このようにコンパクトな構成で、時間をかけずに終了できるのが最大の魅力です。
今回おすすめする使用方法は、本来の確認用としてでなく、導入用として利用するというものです。
- 英文法の全体像をつかむ
- 「1冊終わらせた」という自信を得る
この2点が『全レベル問題集英文法』を使うメリットです。
『Vintage』や『Scramble』のような網羅系問題集では分量が多すぎて負担が大きい。あるいは、学校の教科書付属問題集のように書き換えや英作文まであると負担が大きいと感じている人は、この問題集からはじめてみましょう。
具体的には、1基礎レベルと2入試必修・共通テストレベルを仕上げます。1基礎レベルには中学英文法の内容も含まれるので初学者には最適なレベルです。
【魅力②】適切なレベル分け
1基礎レベル・2入試必修・共通テストレベルを仕上げた後は自分のレベルまで学習すればOK。基本的には3私大標準レベルまでで十分です。それよりも深掘りして勉強したいなら網羅系問題集を進めましょう。高校内容の英文法をすでに押さえているので、網羅系の問題集もかなり取り組みやすくなっているはずです。
1 基礎レベル
2 入試必修・共通テストレベル
3 私大標準レベル
4 私大上位レベル
5 私大最難関・国公立大レベル
『全レベル問題集英文法』の勉強の仕方
学習のオーソドックスな進め方として、「文法事項の確認」→「問題演習」の順に進めます。詳しくは次の5つのステップで学習しましょう。
- 【ステップ①】解説を理解する
- 【ステップ②】押さえておきたい6題を解答する
- 【ステップ③】差が付く15題を解答する
- 【ステップ④】ステップ①~③までを繰り返す
- 【ステップ⑤】ランダム問題を解く
【ステップ①】解説を理解する
まずは解説ページを読んで理解します。見開き1ページにコンパクトまとめているのでポイントを絞って理解することができます。
【ステップ②】押さえておきたい6題を解答
続いて『押さえておきたい6題』を解答します。解説ページに準拠した問題です。理解度を確認します。解答が終われば右ページの解説をしっかり理解しましょう。間違った問題はチャックを入れて正解するまで繰り返しましょう。
【ステップ③】差がつく15題を解答
続いて、『差がつく15題』を解答します。4択問題と整序問題で構成されています。解答が終われば右ページの解説をしっかりりかいしましょう。
【ステップ④】ステップ①~③までを繰り返す
問題を間違えずに解答して、解説が理解できるまで繰り返してください。問題自体は『押さえておきたい6題』と『差がつく15題』の合計21題しかありません。第1章から第12章まであるので、全部解答しても252問です。この分量だと『Vintage』や『Scramble』などの網羅系問題集よりも断然に取り組みやすいです。
【ステップ⑤】ランダム問題を解く
最後にランダム20題を解答しましょう。ステップ④まででの理解度を最終確認しましょう。
『全レベル問題英文法』の使用上のポイント
テキストが薄いので、効率よく学習できるのが最大の魅力です。「英文法問題集を解き始めたけど、途中で挫折した~(涙)」にはなりにくい。(逆にこのテキストを途中で投げ出すようでは・・問題大ありですよ)とにかく英文法の全体像を理解することを意識してください。
まずは1基礎レベルからはじめて2入試必修・共通テストレベルまで終わらせましょう。この2冊で約500問です。
取り組みやすさが魅力の半面、どうしても内容に漏れがあるのも否めません。
英文法をもっと極めたい人は、ここから先は『Vintage』『Scramble』『Next Stage』などの網羅系にチャレンジしましょう。基礎知識が定着しているので『Vintage』が随分と取り組むやすく感じるはずです。『Vintage』を仕上げれば英文法に関しては十分です。
英文法にそこまで時間がかけれない人は3私大標準レベルまで取り組んでみましょう。
ちなみに、1基礎レベルから「解けない。ヤバい(涙)」という人は、『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎編)』
レベル別問題集との違い
同様のタイプの問題集として『レベル別問題集』があります。同じような構成になっており、自分のレベルに応じて取り組みやすい構成になっています。
個人的には問題の質が『全レベル問題集』の方がオーソドックスで取り組みやすい印象を持っています。
我が家の長男は??
中高一貫校に通う長男は学校で『Vintage』を与えられています。小テストや定期テストの範囲に指定されているようです。
『Vintage』は良い問題集なので、「この一冊を完璧に仕上げたらいいよ。」とアドバイスしていました。
ある日、「『Vintage』はぶ厚すぎて無理なんよね・・・」と言ってきました。確かに「これ一冊で十分」ですが、「その一冊を仕上げるのにどれだけ時間がかかるの??」と不安になるものです。英文法は一通り全範囲を理解しないと英文は読めるようにはなりません。そこでおすすめしたのが、このテキストでした。
これだと取り組みやすいようです。1週間もあれば1冊を仕上げてしまえます。(なんなら週末だけでも仕上げられそう)1~2までを繰り返して完璧にしたようです。今ではある程度、英文法には自信が持てるようになってきて、3に進むか、Vintageに進むかで悩んでいるようです。
おわりに
英語は英単語と英文法から勉強するのがセオリー。英語は不定詞がわかったからといっても英文を読めるようにはなりません。というのも、英文は不定詞だけで書かれている訳ではないからです。その意味では英文法を全範囲マスターしてはじめて英文を読めるようになります。逆に言えば、英文法を一通りマスターすれば英文がグッと読みやすくなるのです。
『全レベル問題集英文法』を使って効率よく英文法を一通り学習するのが理にかなっているのです。英語学習の最初の一冊として選んでみてください。