目次
はじめに
部活で忙しくて勉強時間が確保できない。
家に帰るとダラダラを過ごして勉強時間が増えない
こんな悩みを抱えていませんか?
今回の記事は長男が中学時代に(まぁまぁ奇跡的に)勉強時間を伸ばした時のエピソードを紹介します。具体的な方法も解説しているので、なかなか勉強できずに困っている中学生は参考にしてみてください。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長女は偏差値40台の中高一貫校に入学。系列大学の看護学部進学を目指しています。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
中高一貫校に通いながら地元のサッカークラブに所属。長男のチームは地域リーグに所属して地元では強豪の街クラブです。そのため練習もハード。学力も意識もイマイチなので公言するのは恥ずかしいレベルなんですが、医学部進学を目指して勉強も頑張っています。いや、頑張っているはず??そんな長男の体験談です。
中学生が勉強時間を増やした体験談をノンフィクション解説
学年末考査2週間前
長男の学校では定期考査2週間前になるとテスト勉強の計画表を作成したりと、定期考査に向けた雰囲気作りが始まります。
理想を言えば、2週間前になって急に慌てるようではまだまだですね。毎日コツコツと勉強に取り組んで、ゆとりを持ってテストを迎えるのが理想なのでしょう。
普段からサッカーで忙しい我が家のサッカー少年は、ゆとりを持ってテストに臨めるほど勉強が捗っていません。(涙)ここからの2週間は時間を大切にして過ごしてもらいたいものです。
【2月16日(水)】 テスト2週間前。17:00 学校より帰宅。サッカーはオフ。
【2月17日(木)】 21:30 サッカーから帰宅。
【2月18日(金)】 21:30 サッカーから帰宅。
【2月19日(土)】 14:30 学校より帰宅。授業によりサッカー試合は不参加。
【2月20日(日)】 AM 英検二次試験。英検によりサッカー練習は不参加。
サッカーのある平日は帰宅が遅くなり、学習時間を十分に確保するのは困難です。更にこの時期は英検二次試験に向けて毎日30分程度面接の練習をしていました。そういうこともあってか、学習時間を十分に確保することが困難でした。
学年末考査1週間前
【2月21日(月)】 17:00学校より帰宅。サッカーはオフ。
【2月22日(火)】 21:30 サッカーより帰宅。
長男のサッカーチームでは、テスト前は1週間だけオフを取ることが可能です。
実は長男はオフをいつから取るかで迷っていたようです。2月23日(水)は終日トレーニングマッチが組まれており、3月から始まる地域リーグのメンバー選考に向けて大切な時期になっています。2月に入り、Aチームでの出場時間を伸ばしている長男は何としてもアピールしたいところです。
てっきり23日の試合に参加して、24日からオフを取るのかと思っていたのですが、どうも23日からオフを取ろうかと迷っていたようです。
基本的には長男の意見を尊重しているので、結論は長男に任せていました。結局、23日からオフを取ることを決断したようです。
「オフを取っても、だらだらと休日を過ごしたら…」と不安もありましたが、長男に任せるしかありません。
10時間ぶっ通し勉強
さて、迎えた23日。長男はどのように過ごすのでしょうか??
【8:00】 起床・朝食
【9:00〜12:00】 学習(3時間)
起床後、いつもならダラダラと過ごしがちですが、この日は何も言わずに学習に取りかかりました。その後、12:00まで学習。(おっ、どうした?)
普段なら1時間程度勉強をしたら、自分の部屋から出てきて携帯をイジリ出すのですが、なぜかこの日はノンストップ。(あれ、どうした?)
「おや??今日は集中してるやん。」
さて、昼食をとってから、そそくさと自室に戻り、勉強を再開。実はこの時点では知らなかったのですが、どうも東大医学部の神脳の呼称され、現役医学部生でありながら司法試験にも合格し、stardyを運営している河野玄斗さんの「10時間ぶっ通し勉強配信」を使って10時間耐久学習にチャレンジしていたようです!!(驚)
メモ
『勉強はコスパ最強の遊びだ』1000時間勉強して将来の年収が100万円上がる場合、勉強の時給は100万円×40年÷1000時間=時給4万円になる。なんでみんなそんなに勉強しないの?河野玄斗さんの名言です。今すぐ手に入る800円と数年後に手に入る4万円どっちを選ぶ?未来志向で考える力があれば答えは明らかですね。
河野玄斗さんの10万部超えのベストセラー本です。中学生には難しいかもしれませんが、勉強の仕方のエッセンスは中学生でも変わりません。2冊目の図解版だとわかりやすいのでおすすめです。
【2022.02.23】試験に向けて超集中する10時間勉強ライブ【BGMあり】
午後からのスケジュールです。
【13:00 〜 19:30】 学習
【19:30 〜 20:30】 夕食・入浴
【20:30 〜 23:30】 学習
「10時間ぶっ通し勉強」中の河野玄斗さんは食事も軽食で済まして、トイレ以外は勉強を全く中断しません。長男は途中、食事や入浴などで中断を挟みましたが、午前中に学習時間を合わせて10時間学習を達成することができました。(凄い!!)
夕食の時に「10時間ぶっ通し勉強」をしていると聞いていたので、実際にフルで完走できるか半信半疑でしたが、実際に達成したのはお見事だと思いました。
「中受以来の勉強やったわ」
と言うのが長男の感想です。実際に中学受験で曲がりなりにも1日10時間勉強していた経験が大きかったのでしょう。未経験の人よりも心理的なハードルがグッと下がるのだと思います。
長男の学校では、3月1日は高校部の卒業式があり、中学生もお休みになります。本人曰く、「3月1日も10時間勉強するわ」だそうです。さていかに?
勉強時間を増やすための「10時間ぶっ通し勉強」
「10時間ぶっ通し勉強配信」の活用方法
13時からYouTubeライブが始まり23時過ぎに終了。確か4000人くらいの人が視聴していたと記憶しています。
チャットがかなり書き込まれるので、気になる人はチャット画面を消すのをオススメ。BGMも流れてているので、お好み音量に調整してください。
アーカイブも残っています。自分の好きな時間にアーカイブ視聴で勉強できますが、河野玄斗さんや他の視聴者と同時に学習できるライブの方がモチベーションが上がると思います!
「勉強時間は伸びた。でも集中してできたかはわからない」
が本人談です。
「『勉強しろ』と言わない親の気持ちが分かった。ほっといても勝手に本人が勉強する。」
が親の感想です。
自分の中2の時を考えると、「10時間はちょっと無理」と思うし、「凄いわ」と我が子ながら感心しました。
10時間勉強できた要因
①成功体験
本人も口にしていましたが、中学受験の時に10時間の勉強を経験していた事が大きいと思います。当時は、塾の直前講習で「演習+解説」のセットを繰り返して10時間勉強をしていました。
この経験があったから10時間勉強を「無理」とやる前から諦めるようなことはなかったのだと思いました。こう考えると中学受験の経験も色々な形で生きてきますね。
また、直前に英検準2級一次試験を合格し、勉強した成果が形になって表れたこともモチベーションアップに繋がったのだと思います。
成功体験を積み重ねることが自信につながるのをまざまざと見せつけられた印象です。
②友達からの刺激
(父親)「なんで10時間勉強しようと思ったの?」
(長男)「今回は友達も結構勉強してる。」
(父親)「へぇー。」
親が「勉強したら?」と言ってもほとんど効果がありませんが、友達から受ける刺激は効果抜群です。その後も友達と図書館によって勉強して帰ってきたりと、お互いに刺激を受けながら競い合っているようです。
周囲の環境はやっぱり大切ですね。勉強の意識の高い友達がいる中高一貫校に行かせて本当に良かったと思います。
また、河野玄斗さんをはじめ、多くの人が10時間ぶっ通し勉強をしていました。仲間の存在が大事だとおもいます。一人では途中で諦めていたかもしれませんね。
参考記事勉強のモチベーションアップには勉強友達の存在が大事!
勉強時間を増やすためのコツ【厳選3選】
さすがに中学生には10時間ぶっ通し勉強はハードルが高すぎるかもしれないので、ここからは中学生でも実践できる勉強時間を伸ばすためのコツをもう少し紹介します。取り入れられそうなものは実践してみてください。
- 朝の時間を有効活用する
- 勉強することを決める
- 休憩も大事
【勉強時間を増やす工夫①】朝の時間を有効活用する
起きる時間を固定して生活リズムを整えましょう。まだ頭も身体も疲れていない午前中にしっかり勉強をするのがオススメ。1時間早起きして学校に行く前の1時間や早く学校に行って朝礼が始まる前の1時間を勉強に費やしましょう。脳が最も効率的に働く時間なので、難易度高めの問題や理数科目を勉強するのが理想的です。疲れて帰宅してから勉強するよりも断然効率が良いはずです。
メモ
朝目覚めてからの3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ脳が最も効率的に働く時間帯です。
【勉強時間を増やす工夫②】勉強することを決める
勉強をはじめる前に何をしようかなと考えているようだとやる気が失せてしまいます。毎日寝る前に一日の振り返りをして、明日する勉強を決めておくのが効果的です。また、登下校の電車では英単語、10分のスキマ時間なら社会の暗記などやることをルーティンかすると効果的です。
参考記事部活で忙しい中学生にオススメのスキマ時間勉強を徹底解説
【勉強時間を増やす工夫③】休憩も大事
休憩も大事です。でも休憩時間にスマホを触ってしまうとついついやめれないなんてことにも。スマホを手放せとまではいいませんが、スマホを使わない時間は電源を切って、目に付かない場所に片付けるだけでも、スマホの誘惑を断ち切ることができますよ。休憩時間はストレッチなど軽い運動をするとリフレッシュできます。
どうしても勉強できないという人もいますよね。勉強をはじめれない人は勉強をはじめるためのハードルを下げる工夫をしましょう。例えば、「5分だけ勉強する」「超かんたんな問題集をする」とかでしょうか?「映像授業を見る」のも取りかかりやすいですよね。たとえばスタディーサプリ(スタサプ)では5分程度で一流講師の授業を受けることができます。勉強のハードルを下げるのにはオススメの方法です。
【勉強時間を増やす工夫(番外編)】スマホを使わない
スマホのスクリーンタイムを見たことはありますよね?1日でスマホを使っている時間を知ってびっくりしませんでしたか?
「こんなにスマホを触っているんだぁ・・・」
改めて数字で示されるとびっくりしますよね。
もし1日のスマホを使う時間を3時間から1時間に減らせたらそれだけで2時間できます。この2時間を勉強に充てれば、相当勉強ができますよね。
- スマホを取り出しにくいところに置く
- 親に預ける
- 制限をかける
- SNSアプリを削除する
などなど。いろいろな工夫ができるはずです。勉強時間を増やしたいならスマホの利用時間を減らすことから始めましょう。
勉強時間がこれ以上に増やせないなら?
時間は皆に平等に与えられています。1日は24時間なのは誰も同じです。睡眠時間や食事や入浴など削ることの時間や学校に通っている時間を引くと残された時間はそんなに多くはありません。部活などで忙しいと「これ以上時間が削れません」という状態になるでしょう。
最後は「勉強の効率を上げる」しかありません。
- 集中力を上げる
- 勉強方法を改善する
この2点を意識してみてください。部活で忙しい人でも成績が良い人たちはたくさんいます。そういう人たちはダラダラして時間を無駄にしていないだけでなく、高い集中力で効果的な勉強をしているはずです。
まとめ
今回のテストに関しては確実に学習時間が増えました。こちらから一切勉強を促すようなことはありませんでした。何も口出しせずにただただ見守っているだけです。
長男自身も今回は勉強時間をしっかり確保できた自覚があるようです。ただ、結果が出るのはこれからで、「どこまで身についているかは分からない。」と口にしているように、必ずしも成果に結びつく訳でないのかもしれません。
勉強は自分でやらない限り成果を得られるはずはなく、そういった意味でもようやくスタートラインに立てたというところでしょうか。
ここから、努力を継続する力が問われます。一度だけの努力なら多くの人ができます。それよりも継続することが大切。成果を生むには継続が不可欠です。是非、今回の経験を糧に、学習を継続してくれることを願うばかりです。
当ブログではサッカーと勉強を両立しながら医学部合格を目指す長男の体験をもとに情報発信をしています。気に入っていただけたら他の記事もチェックしてみてください。