目次
はじめに
長男はサッカーと両立しながら中学受験に臨み、無事に第一志望の中高一貫校に合格することができました。中学時代は外部クラブチームでサッカーを本気でがんばり、高校からは勉強に軸足を移しつつ(ビッグマウスで恥ずかしいのですが)医学部進学をめざしています。サッカーと勉強の文武両道を目指してきた中で経験したことを情報発信しています。
今回の記事では、『サッカー推薦を目指す中学生のための学習方法』というテーマで我が家の体験談を紹介します。
※本記事にはプロモーションが含んでいます
サッカー推薦で高校に進学したいけど勉強も大事なんですよね?
サッカー推薦には内申点が大事って聞いたけど、内申点はどうやれば上がるの?
中3冬休みといえば高校受験を目前に控えてチョー重要。ここからの追い込みで志望校の合格を確実なモノにしたいところ。高校受験ガチ勢は冬季講習やら受験勉強やらで1日10時間!?も勉強している人もいるかもしれませんね。
だがしかし、この時期になってもクラブチーム所属のサッカー中学生の多くはサッカーを継続中なのです。
今回の記事では、高校受験を間近に控えたクラブチーム所属の中3サッカー少年たちのスケジュールを紹介します。長男所属のクラブチームの実情をもとにした記事です。
参考記事実例付き・サッカージュニアユースチームの選び方【完全解説】
長男所属クラブチームの紹介
ますは長男所属チームの紹介から。
- 地域リーグ所属の街クラブ
- 地元では強豪
- 1学年50名が在籍
- 入団時のセレクションがないので誰でも入団が可能だが、入団後のレギュラー争いは熾烈
- 地元のジュニアチームのエース級が集まる
地元では強豪チームで多くの卒団生は強豪校へ進学。当然、サッカー優先の高校進学を希望している選手がほとんどです。
実際にサッカー中心の生活を送ることになり、この環境で勉強を両立させるにはそれ相応の覚悟が必要になります。それでも、強豪チームと言っても、サッカー推薦で上を目指すのは容易なはずはなく、プレミアリーグ・プリンスリーグ所属高校へ進学するのは毎年主力級のみ。現実は厳しいです。
今年度は8名の選手がそのレベルの高校へ進学予定。県1部リーグまで広げても10名程度で、残りの約半数はそれ以外のレベルの高校へ進学することになりそうです。
当然ですが、サッカーで強豪校へ進学するのは容易いものではありません。
さらに、「サッカーで忙しいのは強豪クラブチームだけ?」ということはありません。どのレベルのクラブチームであってもサッカー中心の生活になるのは間違いなく、さんざんサッカーに明け暮れた挙句に、強豪校に進めず、偏差値は・・・ということにも。
もちろんサッカーで上を目指して、クラブチームに入団するのは素晴らしいことですが、「勉強もサッカーも…」と中途半端な気持ちで入団するの良い結果にはつながらない可能性大ですので、しっかり検討を。
ある程度の進学校への進学をイメージしているのであれば、中学部活が無難と言えそうです。
文武両道をメインテーマとしている当ブログの性質上、ついつい少々辛口になってしまいます。
サッカークラブチーム中学3年生の冬休みのスケジュール
11月に最後の公式戦を終えて、新チームに移行しています。中3生は試合や遠征はありませんが、高校サッカーに向けて練習は継続しています。
12月23日(金)〜12月29日(木)9:00〜10:30 トレーニング
12月30日(金)〜 1月 2日(月)オフ
1月 3日(火)14:00 〜16:00 初蹴り
1月 4日(水)〜1月8日(日) 9:00〜10:30 トレーニング
1月 9日(月)オフ
一般入試で中堅より上の高校を目指している2名の選手は既に受験勉強にシフト。それ以外の選手は毎日練習に参加しています。もちろん、サッカー推薦以外(一般入試を受験)で進学する選手も含まれます。そうした選手は自分のレベルの学校を目指し、多くは学力不問の準強豪私立サッカー高校に進学予定。(県ベスト16を目指すレベルでしょうか?)
受験勉強シフトのタイミング
これまでに勉強を優先するタイミングがいくつかありました。
個別に説明します。
1 中3進級のタイミング(中3・3月)
1名が受験勉強を理由にクラブを退団しました。入団当初から中3からは受験勉強をすることをイメージしていたようです。その1名は公式戦未出場。
2 クラブユース選手権後(中3・8月)
この時期から指導者と面談して、受験勉強優先を選ぶことができます。試合には参加しないが、週1・2回練習に参加します。このタイミングで2名が受験勉強優先を選択しました。1名は主力、もう1名は公式戦未出場。いずれも上位校進学を目指しています。
3 高円宮杯後(中3・11月)
最後の公式戦です。この大会以降、チームは新チームに移行するので、受験勉強優先を選択できますが、このタイミングで受験優先を選ぶ選手はいませんでした。この時期になると、ほぼ高校受験の見通しが立っています。サッカー推薦を得た選手はサッカーをしながら推薦入試を受験し、推薦を得られなかった選手は学力不問の高校を受験します。
流石にここまでサッカー中心の生活をして上位校を目指すのはハードルが高いということでしょうか?
高校入試スケジュール
さて、本県の高校入試のスケジュールを紹介します。
- 【1月20日】 私立高校 推薦入試
- 【1月31日〜2月2日】 私立高校 一般入試
- 【2月 7日】 県立高校 推薦入試
- 【3月 7日】 県立高校 一般入試
冬休みが終わるとすぐに私立高校推薦入試が始まります。私立高校の推薦入試は実質的にはほぼ合格保障があるようです。私立高校のサッカー推薦組は推薦資格を得た段階で実質合格と言えます。
県立高校推薦入試は合格保障がありません。本県の県立高校の推薦倍率は1.2倍から1.8倍程度を推移しています。県立高校の場合は定員を超えて合格を出さないのが定説です。たとえサッカーで評価を得ていても最後まで気を抜けせん。当日の出来によっては…なんてこともあり得るのです。
ちなみに、本県の県立高校の推薦入試の内容は
面接・作文・(実技)
学力試験がないので、合格を確実にするには、少しでもを評定を高くするのが大切です。
さて、県立高校推薦組は合格保障がないので、多くの場合は私立高校一般入試を受験することになります。そう考えると、学力もおろそかにできません。
本県の場合、プリンス・プレミア所属高校は学力も高く、一般入試で合格するにはそれ相応の学力が必要です(プレミア所属高校偏差値62-49・プリンス所属高校偏差値72−44)
また、このレベルに一般入試で進学すると、推薦組がいる中でサッカーで頭角を表すのは非常に困難なのは言うまでもありません(中には一般入試からレギュラーを掴んだ雑草魂選手を紹介する例もありますが、非常にレアケース)
それ以外のサッカー準強豪私立高校の大半はは学力不問。大学進学を想定している場合は選択の幅が限られてしまいます。
ポイント
推薦資格を得るには内申点が大事です。内申点は定期テストの成績を基準に算出されます。サッカー推薦を目指すのであれば定期テストの結果は大事です。
オンライン個別指導(家庭教師)ならば、サッカーのスケジュールに合わせて自宅で指導を受けることができます。忙しいサッカー中学生にはぴったりですよね。個別指導の最大の強みは定期テスト対策。テストのポイントに絞って指導してもらえるので結果に結びつきます。成績保証付きで成績が上がらない場合は授業料の返金があるのは自信の表れですね。興味のある方はオンライン指導で日本最大級の実績【メガスタ】で無料の資料請求からはじめてみてください。
まとめ
本県(多くの地方都市では同じことが言えると思うのですが)学力とサッカーのレベルが各レイヤーで揃ってる訳ではありません。勉強もそこそこでサッカーの活動もそれなりに充実している学校はそれほど多くないのが現実ですし、サッカーも勉強も充実した活動ができるような学校は人気で偏差値は高くなる傾向です。
サッカーだけしていると、サッカー強豪校への進学が叶わなかった場合は、学力不問の私立高校ということにも十分なり得るのです。
ついつい辛口な表現ばかりになるのですが、文武両道と簡単に口にしますが、やはりハードルは高くなるのは間違いありません。
クラブチームを選び、学力もそれなりにと思うのであれば、しっかりとした覚悟を持って入団して欲しいと思います。
参考記事
>>クラブチーム所属サッカー中学生の高校入試を完全解説【サッカー推薦】