目次
はじめに
今回の記事は『中高一貫校生が勉強時間を増やすためのちょっとしたコツ』を紹介します!
せっかく中学受験を勝ち抜いて中高一貫校に合格したのに勉強が手につかなくて悩んでいる人は少なくありません。中高一貫校は授業の進度も速く難易度も高いので勉強しないと高確率で勉強に付いていけなくなります。
心配になりますよね。
中高一貫校生が勉強が手につかなくなるのには中高一貫校ならではの理由があります。そして勉強時間を増やすためのコツのようなものもあるのです。
中高一貫校の教師でもある私がこれまでの体験を踏まえて解説するので参考にしてください。
この記事を書いたのはこんな人
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長女は偏差値40台の中高一貫校に入学。系列大学の看護学部進学を目指しています。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
中高一貫校生が勉強時間が増えない意外な理由
中学受験ではあれだけ勉強を頑張って中高一貫校に入学したはずです。順調に勉強に取り組むと期待するのですが、現実はそんなに甘くはありません。
中高一貫校では意外な理由から勉強時間が増えない人がいるのです。
【中高一貫校生が勉強時間が増えない理由①】高校受験がない
当然ですが高校入試がありません。受験勉強をする必要がないので全く勉強しないまま中学校時代を過ごしてしまうことも少なくありません。校風によっては自由に任されてますます勉強しないまま過ごしてしまいます。
【中高一貫校生が勉強時間が増えない理由②】通学時間が長い
地元の公立中学校に通うのとは違い自宅から離れたところにあります。通学だけで往復2時間以上かかる人はザラです。その分、自宅での学習時間が削られてしまいます。
このような意外な理由から勉強時間が増えずに悩んでいる人が少なくありません。それでいて、授業内容が難しく進度が早いので勉強についていけなくなりますよね。
中高一貫校生が勉強時間を増やすための3つのコツ
さて、そんな中高一貫校生が勉強時間を増やすためのちょっとしたコツを紹介します。
- 朝の時間を有効活用する
- 勉強することを決める
- 休憩も大事
【勉強時間を増やす工夫①】朝の時間を有効活用する
起きる時間を固定して生活リズムを整えましょう。まだ頭も身体も疲れていない午前中にしっかり勉強をするのがオススメ。1時間早起きして学校に行く前の1時間や早く学校に行って朝礼が始まる前の1時間を勉強に費やしましょう。脳が最も効率的に働く時間なので、難易度高めの問題や理数科目を勉強するのが理想的です。疲れて帰宅してから勉強するよりも断然効率が良いはずです。
メモ
朝目覚めてからの3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ脳が最も効率的に働く時間帯です。
【勉強時間を増やす工夫②】勉強することを決める
勉強をはじめる前に何をしようかなと考えていると、せっかくのやる気も失せてしまうものです。何をするかが明確だと勉強に取り組みやすくなります。
毎日寝る前に一日の振り返りをして、明日する勉強を決めておくと効率が良くなります。また、登下校の電車では英単語、10分のスキマ時間なら社会の暗記など、あらかじめやることをルーティン化するとスムーズに勉強に取り掛かれます。
参考記事部活で忙しい中学生にオススメのスキマ時間勉強を徹底解説
【勉強時間を増やす工夫③】休憩も大事
休憩も大事です。でも休憩時間にスマホを触ってしまうとついついやめれないなんてことにも。スマホを手放せとまではいいませんが、スマホを使わない時間は電源を切って、目に付かない場所に片付けるだけでも、スマホの誘惑を断ち切ることができますよ。休憩時間はストレッチなど軽い運動をするとリフレッシュできます。
どうしても勉強できないという人もいますよね。勉強をはじめれない人は勉強をはじめるためのハードルを下げる工夫をしましょう。例えば、「5分だけ勉強する」「超かんたんな問題集をする」とかでしょうか?「映像授業を見る」のも取りかかりやすいですよね。たとえばスタディーサプリ(スタサプ)では5分程度で一流講師の授業を受けることができます。勉強のハードルを下げるのにはオススメの方法です。
【勉強時間を増やす工夫(番外編)】スマホを使わない
スマホのスクリーンタイムを見たことはありますよね?1日のスマホの使用時間を知ると驚いてしまいます。
「こんなにスマホを触っているんだぁ・・・」
改めて数字で示されるとびっくりしますよね。
もし1日のスマホを使う時間を3時間から1時間に減らせたらそれだけで2時間できます。この2時間を勉強に充てれば、相当勉強ができますよね。
- スマホを取り出しにくいところに置く
- 親に預ける
- 制限をかける
- SNSアプリを削除する
などなど。いろいろな工夫ができるはずです。勉強時間を増やしたいならスマホの使用時間を減らすことから始めましょう。
勉強時間がこれ以上に増やせないなら?
時間は皆に平等に与えられています。1日は24時間なのは誰も同じです。睡眠時間や食事や入浴など削ることの時間や学校に通っている時間を引くと残された時間はそんなに多くはありません。部活などで忙しいと「これ以上時間が削れません」という状態になるでしょう。
最後は「勉強の効率を上げる」しかありません。
- 集中力を上げる
- 勉強方法を改善する
この2点を意識してみてください。部活で忙しい人でも成績が良い人たちはたくさんいます。そういう人たちはダラダラして時間を無駄にしていないだけでなく、高い集中力で効果的な勉強をしているはずです。
まとめ
今回のテストに関しては確実に学習時間が増えました。こちらから一切勉強を促すようなことはありませんでした。何も口出しせずにただただ見守っているだけです。
長男自身も今回は勉強時間をしっかり確保できた自覚があるようです。ただ、結果が出るのはこれからで、「どこまで身についているかは分からない。」と口にしているように、必ずしも成果に結びつく訳でないのかもしれません。
勉強は自分でやらない限り成果を得られるはずはなく、そういった意味でもようやくスタートラインに立てたというところでしょうか。
ここから、努力を継続する力が問われます。一度だけの努力なら多くの人ができます。それよりも継続することが大切。成果を生むには継続が不可欠です。是非、今回の経験を糧に、学習を継続してくれることを願うばかりです。
当ブログではサッカーと勉強を両立しながら医学部合格を目指す長男の体験をもとに情報発信をしています。気に入っていただけたら他の記事もチェックしてみてください