目次
はじめに
さて、前回の記事で中学生にもなると親が口出しして、子供に勉強させるのはなかなか難しいという話をしました。
そうは言っても親の関わり方はチョー大事で、久保建英選手などは両親が積極的に関わることで大成した選手として有名ですね。確かに、ある時期からは(子供が精神的に成長することで)ただただ見守る時期が来るのでしょうが、親の積極的な関わりなくして子供の成長を望むのは難しいのではないでしょうか。
「サッカーも頑張って欲しいけど勉強も大事」と我が家のように考えているお父さん、お母さん。中学生になるまでに、ある程度のサッカーと勉強の両立の土台を築いておかないと大変なことになりますよ。
特に(サッカー中心の考え方になりがちな)外部のクラブチームでサッカーをすると、勉強とサッカーの両立の難易度がグッと上がります。のんびりと構えていると、あっという間に高校入試。こんなはずではなっかったと後悔することのないように。大学入試を見据えると、高校の進学先も大事になってきます。
小学生のうちにサッカーと勉強の両立の種をしっかり蒔いておくことが大事です!!
今回は小学生にうちに身につけておきたい大切なことを、我が家の経験を踏まえて紹介します。
こんな方におすすめ
- 文武両道を目指すサッカー少年
- 学習習慣を身につけたいサッカー少年
①基本的学習習慣を確立しよう!!
まずは学習習慣の確立。「うちの子、サッカーばっかりして勉強なんて全然しないの(笑)」は笑い事ではありません。サッカーの自主練と同じくらい(いや、それ以上に)自主学習の習慣は大事です。
1 宿題は練習前に済ましましょう
まずは宿題。小学校の宿題は学力の定着のためよりも、学習習慣を確立するためにも大切です。分量も30分程度のできるものが指定されていることでしょう。
文武両道サッカー中学生を目指すのであれば、練習に出かける前には宿題を終わらせる習慣を身につけましょう。長男の場合、帰宅後すぐに軽食を食べて宿題をしてから練習に行く習慣を身につけていました。余程のことがない限りは、練習後の疲れた状態で慌てて宿題をこなすことはありませんでした。
(それに引き換え、我が家のマイペース妹は怪しい…。)
2 毎日少しでも宿題以外の勉強をしよう
6年生になる頃には、短時間でもいいので宿題以外の勉強にもチャレンジしてみましょう。我が家は中学受験のために通塾していたので、塾の勉強をしていましたが、内容は国語・算数の簡単な問題で十分だと思います。宿題以外の勉強時間がゼロにならないようにしましょう。学校で習ったことを、演習して定着させていくのが大切になります。
中学生になると間もなく定期考査がやってきます。ノー勉で試験に臨むのは絶対にNGです。普段から勉強している状態でテストに臨むのが当たり前になっていないと厳しいです。
最初のテスト結果が今後のテスト結果の指標になりがちです。良い成績だったら次も良い成績になるように勉強するでしょうし、悪い成績だったら、その程度の勉強しかしなくなるものです。
最初の定期考査の結果が悪すぎるとそこから修正するにはかなりの労力(子供だけでは難しい)がかかるという結果にも…。
3 連絡帳はきちんと記入できるように
連絡帳の記入はしっかりとできていますか?提出物や宿題など大切な情報は連絡帳を見れば確認できるようになっていますか?
中学生にもなると、スケジュール管理がままならないと、見通しを立てて勉強に取り組むことが困難になります。
気がついたら、「明日、小テストあるし…。」「宿題の提出期限済んでいるし…。」みたいな笑えない状況にはならないように。少なくとも1週間の見通しを持って学習に取り組めないと良い結果は望めません。
長男は小学生の頃から、学校や塾の連絡帳はしっかりと記入できていたので、宿題の期日やテストの日程などで困ることはありませんでした。中学生になると学校で与えられた手帳をしっかりと使いこなし、見通しを持って生活しています。
それに引き換え、我が家のマイペース妹は怪しい……2回目)
②基礎学力を身につけよう
ここからは学力の話です…
小学校のテストの点数はどうでしょうか?
小学校のテストは応用的な問題が含まれていないので、授業をきちんと聞いて内容をしっかりと理解できていればそれなりの点数が取れるようにできています。
80点程度取っている子供たちが平均的な層になりそうです。安心していると、中学校になって勉強が分からなくなることもあるので気を引き締めておきましょう。毎日、勉強する習慣を確立して、授業で習ったことの演習をしましょう。中学生になると日々の演習が大切になります。
60点程度のしか取れない子供は要注意です。このままでは、中学生でサッカーと勉強を両立するのはかなりの確率で困難になります。全く勉強しなくなり、気がついたら選べる学校の数が…、という事態にも。文武両道サッカー中学生を目指すのであれば、親が介入して学力を修正して下さい。
ほぼ100点(ないしは、たまに90点)という子供が優秀な層になりそうです。授業中はしっかりと先生の話を聞けているし、集中力高くテストを受けれていて凡ミスも少ないというところでしょうか。
チームの中にも苦労している様子がないのに、勉強もサッカーもハイレベルでこなしている層ですね。効率良く成果を出していきます。目標ができるとやがて勉強も自走していくことでしょう。
1 すべての基本は読解力
国語の教科書の音読を聞いてあげましょう。漢字の読み間違い、集中力が最後まで続かないということはありませんか?読解力はすべての教科の基本です。小学生の間に自力で本一冊は読みこなせる読解力は身につけと欲しいところ。
2 計算力は大丈夫?
四則演算の習熟は十分ですか?計算の習熟が不十分だと高確率で中学生からの数学で苦労します。分数、割合、面積と体積、単位などの理解は十分ですか?数学は積み上げ教科なので、小学校で習った単元の理解が不十分だと、必ず躓いてしまいます。子供が解いた問題を答え合わせをしてあげましょう。間違った問題は今のうちにしっかりと教えておきましょう。
まとめ
文武両道サッカー中学生になるために最低限身につけておいた方が良いと思う学習習慣と学力を紹介してみました。
長男の場合、ここで紹介した内容はこなしていたので、なんとかサッカーと勉強を両立してきました。どちらも微妙と言えなくもないのですが(苦笑)
長男のサッカー仲間の中には、勉強が苦手で進路の選択肢の幅を極端に狭めている選手は少なくありません。サッカーを永く楽しむためにも勉強にもしっかり向き合ってくださいね。