目次
はじめに

今回の記事では『中学生のための成績の上がる塾の選び方』を完全解説します。私は中高一貫校の教師として多くの中高生と接してきました。また、中学生と高校生の2人の子供を持つ父親でもあります。教師として父親としての経験をもとにして解説します。
さて、いきなりですが、「塾に入れてらホントに成績が上がるのかな?」と思っていませんか?高額の塾代を払って成績が上がらなかったら本当にもったいないですよね。実際に塾に通っているだけで全然成績が上がっていない生徒は多いのです。それでも、一度入会した塾を辞めるのも気が引けるし、もしかしたら続けていたら成績が上がるかもと期待もしてしまいます。
今回は後悔しないための塾選びを解説しているので、興味のある方は最後まで読んでみてください。
- 現在、中高一貫校の英語教師。この間、サッカー部顧問の経験あり。
- 九州地方在住の二児の父親。
- 長男は中高一貫校に通いながら強豪クラブチームに入団するも、補欠を経験。ビッグマウスですが、医学進学を目指して奮闘中。
- 長女は偏差値40台の中高一貫校に入学。系列大学の看護学部進学を目指しています。
- 長男のサッカーと勉強の両立をサポートする中で得た、知識や経験を情報発信。
- サッカー少年達が勉強の大切さに気づき、勉強を頑張るのを応援することを(大げさですが)このブログのミッションとしています。
成績の上がる塾選びのステップ
成績が上がるための塾選びをステップごとに紹介していきます
- ステップ1 目的をはっきりさせる
- ステップ2 授業形態を決める
- ステップ3 友人・知人やネット上の口コミをチェックする
- ステップ4 候補を絞り込む
- ステップ5 体験授業を受ける
- ステップ6 授業以外の条件を確認して決定する
ステップ1 目的をはっきりさせる
まずは塾に入る目的をはっきりさせましょう。目的によって向いている塾とそうでない塾が決まります。さらに目的を深堀りしておくのが大切です。
例えば、
- 高校志望校に合格したい→学校のレベルでは物足りない→レベルの高い内容をが勉強したい
- 高校志望校に合格したい→偏差値50程度の学校に行きたい→標準レベルの勉強をしっかりとしたい
- 推薦入試を受けたい→内申点を上げるために定期テストの対策をしたい
- まったく勉強しない→学習習慣をつけて少しでも定期テストの点数を上げたい
など、レベルや科目などなどしっかりと考えてみましょう。目的に合わない塾に通っても成績は絶対に上がりません。
ステップ2 授業形態を考える
授業形態は主に集団授業・個別指導・映像授業・家庭教師に分かれます。それぞれ詳しく解説します。
集団授業
講師1人が大勢の生徒に授業をします。塾で決めたカリキュラムに沿って授業が進みます。高校入試用の先取りカリキュラム(学校よりも早い進度)で授業をします。友達に刺激を受けて勉強のやる気アップが期待できます。個別指導に比べて授業料は安い。
【向いているタイプ】学校の授業が物足りない・学力が高い・志望校の偏差値が高い・周りと競い合うのが好き、など。
個別指導
講師1人に対して生徒1人、もしくは2~3人。本人の要望やペースに合わせて授業を行う。わからないまま授業が進んでいくことがない。勉強が苦手な人や苦手科目を克服したい人には向いています。講師が大学生のアルバイトという塾もある。集団授業に比べて授業料は高い。
【向いているタイプ】勉強が苦手・苦手科目を克服したい・大勢の前では質問しにくい、など。
映像授業
授業を録画したものを視聴するタイプとリアルタイムで配信するタイプがあります。録画したものを視聴するものは自分のペースで進められるので、勉強が得意な人が先取り学習をするのに向いています。わからないとこは繰り返し視聴することができます。講師がいないので質問ができないのが難点。どこでも授業が受けれるのでスケジュール管理が自由自在です。部活などで忙しい人に向いています。集団授業に比べて授業料は安い。
【向いているタイプ】勉強が得意・部活などで忙しい、など。
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家庭教師
教師1人が1人の生徒の勉強をみてくれます。勉強を教えてくれるだけでなく勉強の仕方やスケジュール管理までしてくれる家庭教師もいます。自宅に招くのが難点ですが、オンラインを使えば自宅に招く手間も省けます。個別指導に比べて授業料は安い。
【向いているタイプ】勉強したいことがはっきりしている(苦手を克服したい・得意を伸ばしたいなど)、など。
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ステップ3 友人・知人やネット上の口コミをチェックする
目的や授業形態などの考えがまとまったら、希望に合う塾の候補を絞り込みましょう。候補となる塾はHPで内容をしっかり確認してください。一番チェックしてもらいたいのは塾長のコメントです。塾長の人柄が塾の運営方針に滲み出るものです。また可能限り口コミもチェックしましょう。信頼できる友人・知人の勧めは参考になりそうですね。
ステップ4 候補を絞り込む
ステップ3を踏まえていくつか候補を絞り込みましょう。通学時間、スケジュール(部活やほかの習いごとの兼ね合い)、予算(HPでは紹介してない塾もあり)などなどを考慮しましょう。ただし、この時点ではまだ決めてはいけません。必ず子供が体験授業を受けて、子供が納得できた塾を選びましょう。
ステップ5 体験授業を受ける
候補となる塾の体験授業を受けましょう。体験授業を申し込む場合は遠慮なく複数の塾と検討段階である旨は伝えてくださいね。あるアンケート調査によると7割以上の人が「一度塾に入るとなかなか塾を変えにくい」と返答しています。複数の体験授業を受けて比べてみることが大事です。そして最後は「ここなら成績があげられそうだ!」と子供が感じた塾を選びましょう。
ステップ6 授業以外の条件を確認して決定する
ステップ5まで来たらほぼほぼ決定です。あとは自習室利用やLINEなどでの質問対応などサポート体制を確認しましょう。また、授業料だけでなく、教材費・模試代・季節講習費などの費用面も確認して、納得できれば決定です。
あとは塾にまけせてお父さんとお母さんは子供の頑張りを見守りましょう。頼まれたことだけしてください。そして、前向きな声かけを心がけましょう。勉強を本気になればなりほど辛くなるものです。子供の悩みには「あなたなら大丈夫だよ」と笑顔で答えてあげてくださいね。
失敗しない塾選びのための注意点
塾選びで失敗しないための注意点を紹介します。
- 目的やレベルに合った塾を選ばないと成績はあがらない
- 一度入塾すると塾を変更しづらい
- 友達と同じという理由だけで塾を決めない
- 塾に任せる
目的に合った塾を選ばないと成績は上がらない
繰り返しになりますが、目的やレベルに合わない塾を選ぶと成績は上がりません。合格実績のある有名塾では、成績上位向けの授業が行われていているので勉強が苦手な生徒の成績は上がりにくいのです。評判がいいかだだけの理由で塾を選ばないようにしましょう。
一度入塾すると塾を変更しづらい
こちらも繰り返しになります。あるアンケート調査では7割以上の方が塾は途中で変更しにくいと答えています。入塾前の検討が非常に大事です。
友達と同じという理由だけで塾を決めない
子供が「〇〇塾に行きたい。〇〇くんも行っているから。」と言ってくることが多いかもしれません。子供は塾に行けば成績が上がると思うかもしれませんが、塾に行って授業を受けているだけでは成績が上がりません。自分の目的やレベルに合った塾に行かないと成績は上がりません。
塾に任せる
親の希望だけで塾に通わせてもよい結果にはなりません。子供が納得してやる気になった塾に入れればあとは塾に任せましょう。中学生にもなると親の過干渉は子供の自立を妨げてしまいます。
中学生が入塾を開始するベストな時期は?
高校入試を念頭に入れると中学1~2年生の間は定期テストでしっかりと点数を取って内申点を高めることが大事です。定期テストの勉強をしっかりできているようであれば、入塾は新中3春期講習がよいタイミングです。この時点で3月の県立高校の入試まであと1年です。
勉強を頑張りたい人はレベルの高い集団塾を進めてみてもよいでしょう。学力の高い生徒が集まってくるので良い刺激を受けることでしょう。塾に行くまでもないという生徒はスタサプを使って自分で先取り学習をはじめてみるとよいです。
また定期テストの点数(特に数学と英語)が取れない人は個別指導や家庭教師を使って早急に対策をたてましょう。【オンライン家庭教師Wam】なら通塾の時間も不要でスケジュールも自由自在なのでおすすめです。
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おわりに

今回は成績の上がる失敗しない塾選びについて解説しました。
このブログは中高一貫校の通いサッカーと勉強を両立しながら医学部合格を目指す長男の子育てでの経験を発信しています。サッカー・勉強、そして文武両道に関心のある方は他の記事もチェックしてみてください。